今でも私は、ジュニアの早い時期に世界を感じることが重要と考えている。
当時はその気持ちが強くフロリダに友人がいた関係で2002年と2003年の2回にわたり、約3週間の日程で世界のテニスを体験すべく、また、私自身も勉強すべく数名のジュニアを引率した。その中に2年連続参加した土居美咲がいた。
当時の美咲(現土居美咲プロ)は小学生だったが、常にもの静かで、ありがちな女の子同士ツルムということもなく、アップなど自分のすべきことを淡々と一人でこなしていた。かと言って非社交的でもなかった。彼女を国内トッププロたらしめた一番の理由は、小学校低学年から中学2年まで私が個人的な理由でその指導の場を離れるまでの間、一度として気を抜いたショットを打ったことがなかったこと、一度としてがっかりした姿を見せなかったこと、一度としてトレーニングに手を抜いたことがなかったことだろう。当然叱った記憶がないくらいである。「美咲は必ず日本チャンピオンになれるよ」と言い続けた。
フロリダはとにかく暑い。9月の2002年はもとより、2003年の11・12月でもほとんどシャツ1枚でOK、プールがクーリングダウンだったくらいである。
以下、当時の日記(原文のまま)が残っていたので写真とともに紹介します。
2002年日記
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9月20日(金)(PDF) ・
9月22日(日)(PDF) ・
9月23日(月)(PDF) ・
9月29日(日)(PDF)
大会参加スケジュール ・
フロリダ遠征2002(PDF) ・
フロリダ遠征2003(PDF)
12歳以下優勝直後、No.1シード(左)に勝つ

海外初優勝のトロフィー獲得

どんなに暑くても苦しくてもトレーニングに手を抜かない

受付などすべて自分たちで行う。この大会ではベスト4

優勝の沙織とベスト4の美咲

大会終了後、地元選手と仲良くコート整備を手伝う?

本拠地での食事:飲み物の容器の大きさに驚き!

移動中の車内では時差ぼけと、疲労の局地で…

リラックスタイム:プールで身体を解ぐす

たまにはこんなひとときも…

超負けず嫌い! 自分に砂をかけ、逃げる高校生をことごとく追い詰め、仕返しを遂げた直後
高校生はヨタヨタと…

女の子の部屋、これで3週間熟睡。

2003年 ニックボロテリー・テニスアカデミーにて

ITF(国際Jr) Eddie Herr International Junior Tennis Championships

これで同じ12歳、この差は如何ともしがたい。

善戦するも

毎日のトレーニングも欠かさない。

これはちょっと自分が軽すぎたか?

最終日、ちょっとキーウェストまで…

夜の屋外プールからの星空は最高でした。