2016年03月

小さなコーチ

大好評であったKCJサーブなし大会は、 今回も数々のドラマが生まれました。 その中で、僕はある少年Yくん、Sくんについて書かせていただきます。 少年Sくんは、前回でも好成績を残した実力者 少年Yくんは、今回初めての参加で、上のクラスということもあり、かなりの緊張気味 最初の試合Yくんは、実力者が多いAクラスの中、 なかなか思うようなプレーができていません。 最後は、半分諦めてプレーをしていたように思います。 試合を見て、心配だった僕はアドバイスをしに行こうと、 思いましたが、その必要はありませんでした。 そこには、すでに小さなコーチがいました、 Yくんが落ち込んでるのを見た、Sくんは、 Yくんに彼なりの様々なアドバイスをしていました。 「最後まで諦めたらダメだ。試合は何が起こるかわからない。 最後まで走りつづけるんだ!」 と熱い思いでYくんに語りかけていました。 そんなアドバイスを聞いていたYくんの表情は、 とても真剣でした。 そんな光景は、生徒とコーチのような関係に見えました。 Yくんの試合ごとに、Sくんは、 諦めるな! ナイスショット! 頑張れ!など、 Yくんを鼓舞し続けていました。 そんなYくんは、試合してる姿は、真剣そのものでしたが、 なにより、試合を楽しんでいました。 負けてもガッカリすることはなく、笑顔でSくんのとこに、駆け寄り アドバイスを貰っていました。 みなさんはどう感じますか? Yくんのことを思い、とったSくんの行動は、とても大切なことだと僕は思います。 人の幸せために、人を楽しませるために自分は、なにをしたらいいのか、 というのを本能的に理解しそれを行動に移していました。 なにかを得るためではなく、ただ相手のことを思いとったSくんの行動は、 1人の人間を救いました。 子供達に、少しずつでは、ありますが、 ホントのホントに伝えたいことが伝わってきてるんだな。と思いました。 Sくんありがとう。 あなたのおかげで、1人の人間が幸せになりました。