2018年08月10日

迷っている方は、お子様のためにぜひご覧ください。(夏休みこどもキャンプin白子)

「友達ができた!!!」毎年、キャンプを終えた子供がそろいに口をするフレーズです

 

キャンプでは、子供たちの自己肯定感がアップするために、様々な教育的イベントを多数用意しています。どのようなことをしているかを少しでも感じていただけるよう、過去のキャンプの感想を載せます。

白子キャンプを終えて①

今回のキャンプは例年よりも約6割も多い53名という多数の参加となりました。しかしながら最後までチームの統率が乱れることもなく全員がすべてのイベントに最後まで参加しました。そこには不服の言葉もなく、ルール違反も一切ありませんでした。正直なところこれだけ人数が増えれば多少は行動が遅れたりイベントを抜けたりする子供がいるのもいたしかたないと思っていましたから、またこの暑さの中で体調を崩すこともなく怪我をすることもなく、これだけすっきり最後まで終了できたことは、とてもうれしく感じております。

食事につきましては、前回のこのキャンプで4色とも完食したのは2名だったのに対し、今回は参加人数が多いとはいえ7名もいました。また完食とはいえないまでもほぼ食べた子供たちも数人いました。前回のキャンプではあまりの小食にショックを受けましたので、食べようという努力が見られた点では良かったのですが、全体的には子供むけメニュー・量に対してまだまだ食が細いと言えます。中には野菜にまったく手をつけない子供や、90%近く残してしまう子供もいましたので、先行きの不安を禁じ得ません。テニス選手に関して言えば前回の報告でも載せましたが、私が日本のジュニア選手を海外の遠征に何度か引率した時に感じたように、日本の子供たちが最も劣っているのが食事と自主性でした。同じアジアで隣国の韓国でさえ3倍は食べています(これについては恐ろしいほどのエピソードがあります)。実は過去長いテニス歴史の中で、ジュニア時代は圧倒的に韓国の方が日本より強かったのです。ただ韓国は大会の数がとても少ない事、徴兵制があること、経済的なことなどから世界レベルの選手があまり出なかったのですが・・・ カーリングなどは別として、やはり体力勝負のスポーツでは食が細いと勝ちきれません。また、野菜不足の子供は30年近くも子供を教えていますと大抵わかるようになります。少しハードな内容に短時間しか体力的にもメンタル的にもついていけないのです。つまりスタミナがないのです。どうか3食をしっかり内容の良いものをたくさん食べるようにお願いいたします。

 自主性については今回飛躍的に成長した子供たちを数人確認できました。スタッフに聞くまでもなく自ら配膳を手伝ったり、ご飯をよそったり、無くなった水をホテル従業員に貰いに行ったり、溢した味噌汁に台拭きを貰いに行ったり、また「○○チームで~と思ったので○○をしておきました」などと来たときはグッときました。小さな子供の面倒を積極的にみてくれた子もいました。「あきらめるな」「がんばれ」と声をかける子もいました。子供達は自分の役割に徹して、やるべき時はやるものだということを嬉しさとともに再確認させていただきました。

 

別紙に子供たちが『今のあなたは』でセルフイメージを示してくれたものがあります。前回と一緒ですので続けて参加された場合は比較してみてください。また、この内容については絶対に知らないものとして接していただきたいのです。ただ、今後の生活の中で出来るだけ「Yes」に変わっていけるよう環境づくりを検討いただければと思います。

 

最後に今回のキャンプでは、子供たちが本心から楽しんでくれました。それが我々の何よりの喜びです。また、学んだことはすぐには表せない子供でも潜在意識の中に残り、いつか何かの判断の時に役立つものと確信しております。私たちと子供を信じて送り出していただきましたご家族の皆様に心より感謝申し上げます。

                             校長  宇都宮 英士

白子キャンプを終えて②

白子キャンプを終えて③