2016年10月

今月のセルフイメージ(2016.10月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ 子供に対する見方をかえる。 ・・・ 子供を信頼し可能性を応援!

 前回は、子供を奮い立たせようとして伝えたいことが逆に子供のセルフイメージを落としてしまうことが多く、ならば親バカな方がいいという話をさせていただきました。今回は親バカ?でもこの点は気を付けたいというところをお伝えできればと思います。以下は前回同様、あるサイトで見つけた簡略したものです。
 「ある博士の息子は、学校にうまく適応できず、成績もかなり落ち、人と接することも未熟で、スポーツも苦手な子供でした。博士は何とか息子を助けようと前向きになるよう必死で『頑張るんだ!絶対にできる!』と励まし、息子が少しでもうまくできた時には自信を持てるように『いいぞ、その調子だ!』と励ましました。他人の失笑には、『からかうんじゃない。息子は頑張っているんだから。』と怒りました。しかし、息子は完全に自信を失ったままで、博士の努力は、まったく報われませんでした。ここで、博士は、あることに気付いたといいます『息子に対する、自分の見方に問題があるのではないか?』と。自分が心の奥底で、『息子は基本的に劣っている。あるいは、何かが足りない。』という意識で、息子を見ていたこと、『自分が助けてやらないと、息子は自立できない。』という見方で、息子をみていたということ。『だから、自分の努力が報われなかったのだ。』と。表面的な行動や言葉をどう変えてみても、息子に実際に伝わっていた メッセージは、 『おまえにはできない。だから、おまえを守る必要がある。』とい うものだったのです。そこで、まず「息子に対する見方」を変える必要がある と気づいた博士は、息子の独自性と可能性を信じるよう決意し、彼の邪魔をし ないようにしました。親として、息子を信頼し、尊ぶよう息子に対する見方を変 えた結果、息子には『おまえを守る必要はない。おまえは、十分にやっていける。』 といった無言のメッセージが伝わったのです。その結果、息子は自信に満ち始め、 勉強においても、友人関係においても、スポーツにおいても、目を見張るほどの 成長を見せたのです。何年か経って、彼はスポーツでは州のベストプレイヤーに 選ばれ、学校ではクラス委員に選出されたそうです。」… 泣けてきますね。こ れも、「息子に対する見方」が、実際に彼のセルフイメージと成長に大きな影響 を与えていた例です。ここでも「人間は貼られたレッテルに応える動物である」 …(心理学の権威者)、が明らかになっていますよね。
 親や周りの大人がかける言葉、動作の中に、その子への信頼感や、可能性を応 援しているというメッセージをたくさん込めて伝えられるといいですね。 」