KCJが伝えたいこと

今月のセルフイメージ(2019.3月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

 


 ◆ セルフイメージと EQ を高める「コーディネーションエクササイズ」 …自分の体を信頼し、自分を好きになれる、そして積極的にかわる。
 
テニスレッスンでボールを打つ前に遊びのような運動やゲームをやっています が、これにはとても重要な目的があります。生徒に対する「つかみ」ではありま せん。これには子供たちの「自分の身体を思い通りに操る」= コーディネーシ ョン能力を高めるというアカデミーの重要なジュニア指導の目的があります。 目や耳から入る今の状況を、何が起こっているのか正確に判断し、それに対し て自分の体をどう動かせばいいかを瞬時に決めて、脳からの命令を神経が素早 く的確に複数の筋肉(動力)に伝達し、それらが協調しながら正確に効率よく体全 体をイメージ通りに動かす。加えてもっとレベルの高い動きはなかったのだろ うかを自分で感じ取りながら次のために修正を加えていく。これらを楽しい運 動の中に取り入れようとするものです。楽しければ楽しいほど子供たちは積極 的になり、その効果が上がります。 この能力が高い子供のことを運動神経が良いといったり運動能力が高いと言っ たりしますが、テニスや運動系の進化に大変な影響を与えるだけでなく、これが 彼らに満足感と自己肯定感を与えてくれます。いわゆるセルフイメージが高ま っていく状態です。私が子供の頃、スポーツや運動系の遊びで何でもできる子は 尊敬の的でした。足が一番速いというだけでも体育の授業、運動会などでも目立 ち、そういった子は注目されるので大抵リーダー的な存在で、明るく積極的な子 が多かったのも記憶にあります。まず自分の体を思い通りに動かせるというこ とは、それだけでも大きな自信となり、自信が次なる自信を呼び起こしてくれる ので挑戦したいことも増え、逆境にも強くなり、将来に対する安心感や幸せにも 近づいていくことでしょう。 実はこのコーディネーションエクササイズ、わたしたちはこれが EQ の向上に も大きな影響があることを知りました。運動の中での体の順応性や応用性が高 まるのは当然として、五感などの感覚が高まっていく過程で日常や社会生活に おいても、環境の変化や困難な場面に対して考え方の順応性や応用性、さらには 人とのコミュニケーションや自分の心をコントロールするという感性(EQ)が成 長しているのをいろいろな場面で感じるのです。おそらく脳が体の感覚と思考 を、感性という部分でリンクさせているのでしょう。つまり簡単には、いろんな 遊びや運動を沢山させることが、人の心の感性までも変え得るということ。 子供の幸せな未来に向けて、楽しい運動をたくさんさせてあげましょう

 

今月のセルフイメージ(2019.2月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

 

セルフイメージとEQの向上に…「おかげさまでを探す。

「子供の個性を受け入れて否定しないこと」つまり短所(?)も含めて丸ごと受け入れることが子供のセルフイメージやEQを高めるのに大切であると言われています。「ありのままの自分でいいんだ」「それでも愛されている」という安心感が子供の創造性集中力(夢中になる力)チャレンジする勇気などを後押しして主体性や積極性、さらに自己肯定感(高いセルフイメージ)に繋がってくるのだそうです。そしてその心の余裕から他人に対しての思いやりや共感など、EQの重要な部分でもある感性が磨かれ、いわゆる好かれる人とか素敵な人といわれるようになるんでしょう。

長所よりもついつい目が行ってしまう子供の短所にどうしても口うるさくなってしまうのは親として子供の将来のことを考えれば当然のことでしょう。けれども短所にばかりに目が行ってしまうのは、子どもを否定的にとらえてしまい、子供自身にも「自分はできないダメな人間なんだ」という自己否定を膨らませてしまいのびのびと成長できなくなってしまいます。だからと言って短所を無視してもダメなのだそうです。人間はある考えを無理に抑えようとすれば、かえってその考えに囚われてしまう習性なのだそうです。そこで「おかげさまでを探す」を試してみてください。まず親が楽になり、それを感じた子供はのびのびと…成功例は無数にあります。ネットで[短所を長所に変換]を検索してみてください。例えば短気は決断が早いや行動力があるになります。そしてよかった事実を探してみるのです。親がポジティブに捉えている以上、子供も必ずポジティブな結果を残してくれると思うのです。

今月のセルフイメージ(2019.1月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◆EQ+セルフイメージ…子供の未来のための最高の組み合わせ
EQ とは、社会や環境にうまく適応し(協調性・感受性・気配り・思いやり…)、 自分を成長させていく能力(向上心・忍耐力・自制心…)といえます。社会的能力・ 人間性ともいえるでしょう。私たちはこの EQ と高いセルフイメージ(自己肯定 感)が子供たちの成長過程において最も大切なものだと思っています。どんなに 勉強ができても IQ が高くても、この EQ とセルフイメージが低ければ社会的に 成功することはほとんどないといわれています。逆に EQ とセルフイメージが高 ければ学歴や IQ が一般的に低いといわれるレベルでも社会的な成功者はたくさ んいます。つまり学歴や IQ はあるに越したことはないが人生の成功にはあまり 関係ないようです。著名な心理学者・脳科学者・セラピストたちが多くの著書で もこのことを伝えています。学校では比較的に重要視されていないこれらのこと を、子供たちの未来のために最も必要なものと真剣に考える時期が来ているので はないでしょうか。
 KCJ テニスアカデミーでは 2019 年、 「親子で取り組む」EQ+セルフイメージ をイベント等でできる限り行っていこうと考えています。幸いテニスは子供の EQ の成長を助けるのに大変適したスポーツです。試合中はコーチや親も含めて 周りから一切アドバイスを受けられないこと、ほとんどの大会に審判がいないこ と、試合時間が長いこと、硬式テニスにしか見られないこれらの競技特性は EQ を高める教材として最適といえます。そして高いセルフイメージがそれに加わっ た場合、子供自身が自信をもって人生を歩んでいくことになり、親の子供に対す る不安も大きく減少すると確信しています。 

 

 

今月のセルフイメージ(2018.12月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇子供の未来のために…親の皆さんも共に学んでいきましょう。
 大学受験に関しての話は皆さんも驚かれるかもしれません。実は KCJ のトーナ メントクラス以上の選手から、有名国立大学(筑波大 6 名、東大 2 名、一橋大 1 名)に 9 名が現役合格、前記のようにアメリカ南ユタ州立大学にもスカラシップ で合格しているのです。どう見てもテニスばかりをやってきた勉強時間が最も 短いはずの彼らを見てきている私にとって最初は不思議としか言いようがなか ったのですが、テニスという長時間の試合を何度も勝ち上がっていく子供たち が持っている、自分の心と体への信頼、回転の速い頭脳、集中力、基礎体力、感 性の高さがそれを可能にするのだろうと思っていました。しかし彼らの共通点 にはそれにプラしてス、自分の在り方と将来に対する自信がありました。後で 「○○大学へ行っている自分が普通に想像できた」という子もいました。初めて 塾に行ったのが高 2 で本気で勉強を始め高 3 までテニスも続けていた子です。 他の子もみんな受かると思っていた子たちです。早くから塾に行っていても志 望校へ行けなかった子たちはテニスの大会でも力を出し切れないどこか自信を 無くしている子たちでした。この違いは何なのか?長年問い続けてきた中で「セ ルフイメージ」という言葉にたどり着きました。
 
セルフイメージとは「自分に対する自分の評価」です。KCJ では 10 年も前か らこのことを子供への指導において最も大切なテーマとして向き合ってきまし た。なぜなら子供たちがその自己評価の通りに将来を歩むからです。これは大体 そうなるとか言ったレベルではなく必ずそうなっているのです。ジュニア指導 の 37 年間に数千人以上は子供たちに触れている私にとって確信となっていま す。自分のことを高く評価している子供はたいしたことをしていないように見 えても自己評価なりの高い水準になって行くし、低い自己評価の子供は親子共 にいくら一生懸命になっていても結局低い水準に留まってしまうのです。
 
理由はともかくとして、このように明らかな結果が出るのであればこのセルフ イメージを高くしていけば子供の将来への不安は解決していくのではないかと 思うのです。セルフイメージアップ教室でも「口癖を変える」「小さな成功を積 み重ねていく」 「目標や夢に名前を付ける」 「感謝探し」 「足る探し」 「物事の見方 を変える」 「OK ライン」 「できたノート」などなど様々な方法を使って子供たち のそれを上げようとしていますが、やはり最も身近な親からの影響が一番大き いそうです。来年はぜひとも子供の幸せのために何ができるかを親の皆様とと もに学んでいける機会を作ろうと思っています。
 

 

今月のセルフイメージ(2018.11月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

自立心や考える力を育むために…今、私たち大人は何をすべきか
 
10 年間あるフリーライターが、スポーツ界で優秀と言われているコーチたち に「子どもを伸ばす親ってどんな親ですか」尋ね続けてきたところ全員が同じよ うに「干渉せずに見守る親」と答えたそうです。そして子どもの成長を阻む親は 「過干渉で必死な親」でした。 「伸ばしたいなら離れなさい」の著書の中で 50 万人を指導したサッカーの‟ 神”コーチといわれる池上正氏が、失敗させろ。試合は見に行くな。考えさせろ。 自分で選ばせろ。親が目標を勝手に決めるな。とにかく試合をさせろ。指示をす るな。誉めるのではなく認める。大人は答えを持つな。つまり「大人は消えろ!」 を力説しています。 このように親が離れるほうが子供が伸びる理由の一つに、答えを教えるので はなく自分で気づかせるようにすると、自分で何かをつかみ取ろうとする心が 育ち、コーチの他の子供へのアドバイスや他人のプレーからも学ぼうと常にア ンテナを立てているので何倍も早く太く成長するそうです。私もまったく同感 で、このような子にセルフイメージの低い子が見当たらないのは、何かあっても 自分で何とかできるのではという最も力強い自己肯定感が、彼らの人間力(生き る力)を支える原動力になっているからだと感じています。 家庭や学校、スクールなどでも、指示・命令・指導ばかりされたりしている子 の多くは、自分から考えて行動することがなくなる傾向にあります。そういう子 供は「自分で考える力」が育たず本人の問題点に気づくことも、自分できめたり、 工夫したりすることもないでしょう。何かあれば自分で決めてないので人のせ いにしてしまいます。もちろんトライすることもなくなります。今後すべてに受 け身に回るのでは誰のための人生といえるでしょう。  AI(人工知能)の発達により、重宝されてきた指示・命令にしっかり従う人間の 65%はロボットにとってかわられ不要になるとか。「自分でしっかり考え、行 動し、自立した人間になること」がこれからの時代には必要なのだそうです。  そのために子供に対する監視から離れませんか? 監視されている子供には 「信頼されていない」→「私はダメな存在」の自己否定系のセルフイメージが蓄 積します。少し離れて見守ってあげるところから始めてみてはいかがでしょう

 

今月のセルフイメージ(2018.10月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◆世界いち孤独な日本の子供…子供への応援の仕方をもう一度考えてみませんか。
 
 
あるブログの中で「日本の子どもたちが、世界一、自分は孤独だと感じている」 という文を目にしました。2007年にユニセフが実施した幸福度調査の結果 だそうです。いきなりネガティブな話で恐縮ですが、さらに「自己の存在を肯定 する感情が低く、2割近くが居心地の悪さを感じており、3人に1人が 孤独 を 感じている」「世界でも有数の物質的に豊かで恵まれた国でありながら、子ども の心が飢餓状態である」ともありました。ほんとに?とも思いましたが、こんな 裕福な国に生まれながら未成年の自殺者(先進国ではダントツ)や事件が多いこ とを考えると当たらずとも遠からずかもしれません。
 親が思っているほど子供との距離が近くないのか?思い当たる節があるとすれ ば、躾や愛情「あなたのため」という言葉に隠された、親の子供への支配が日本 では多すぎるのではないかと感じています。親の思いを一方的に子供に押し付 け、子供のやりたいことをいとも簡単に否定する、対等な一人の人間として扱っ ていないのが孤独感につながっているのではないでしょうか。だからこそ自立 感も低く海外の大会に子供たちと遠征したとき、言葉の問題ではなく、何も自分 でできない世界一幼稚すぎる日本の子供たちに、何かあった時に最初に死んで しまうのではと恐怖感さえ覚えた記憶があります。
 では、子供たちの未来のために何を伝えられるのだろうか。テニスというスポ ーツを通じて体力や健康の増進、ルールを守る事やマナーを伝える、脳活性を高 めて頭の回転をよくする、その他には・・・? いろいろ考えてきましたが、ご 家族の方の子供に対しての根本的な希望は「幸せでいてもらいたい」はずです。
 
 2009年からテーマに上げている「セルフイメージの向上」は、子供たちの ご家族の方の想いと同じ気持ちを込めています。テニススクールといっても全 員がプロ選手になれるわけではありませんし、あるレベル以上にならなければ 進学に有利になるというわけでもありません。しかしながら、我々のプログラム の根底にある「自尊感情・自己肯定感」を上げていく試みは、間違いなく子供た ちの未来に大きなプラスとなることを、長年多くの子供たちをみてきた私ども から、自信を持ってお伝えできます。
 また、テニスはひとたびコートに入れば、だれからもアドバイスをもらえない ので、すべて自分の責任の中で自分が考え、自分の心や感情を探り自分で自分を 鼓舞したり冷静さを取り戻したりとコントロールしていかなければならないと いう競技特性があります。子供の自立心・自律心の成長にとって大変優れたスポ ーツであることもお伝えしておかなければなりません。
 私たちが子供のためにすべきことは、自信をつけさせてあげること、自立して いく環境を与えてあげることだと思っております。

 

今月のセルフイメージ(2018.9月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ EQ が成長した高学年生 in 白子 … 思いやりが自然な行動になった!
 
総勢 47 名の今年の白子キャンプは、例年にも増してうれしいことがたくさん ありました。特にうれしかったのは、いつもなら各イベントごとに 1~2 名の不 平を言う子が必ず出るのですが、今年は全イベントを通じて全くなかったこと。 私の耳に入らなかっただけかもしれませんが少なくとも、他のやりたい子供た ちの士気を下げるような状況がなかったことです。そしてルール違反やマナー 違反も皆無だったのではないでしょうか。高学年生が兄姉のように低学年の子 をしっかり管理し、話し相手になり、時には 2 人組ゲームのパートナーに知ら ぬ間になってあげてくれていたり、歩き疲れた低学年の子をおんぶしたり、体調 を崩した子のサポートを自主的に続けたりと、これを書いている今も思い出し てウルッと来てしまうようなリーダーシップも見せてくれました。低学年の子 たちは兄姉さんたちの気づかいや温かみを憧れや尊敬とともに感じ取ってくれ たのではないでしょうか。そしてその与えられたものをいつの日か年下の子た ちに与えてくれるはずです。
 さらに、悪口や汚い言葉使いも聞くことはありませんでした。最初のオリエンテ ーションで、例を挙げながら人への悪口は必ず数倍になって自分に戻ってくる こと。実はセルフイメージの低い人が自分の劣等感から他人を貶(おとし)めて自 分を高くに置きたいために悪口を言いたくなること。そもそもセルフイメージ の高い(自信のある)人は、自分を高く見せるための他人攻撃をすることもないし する必要もないこと。人への悪口は脳の構造から自分へ向けた言葉として認識 することなどを子供向けに話したところ、みんなが引き込まれるように聞いて くれたことも印象的でした。
 インドアでのテニス練習では、上級者たちに、あの土居美咲プロがジュニア時代 フレンチオープン Jr(ジュニアの世界最高峰のグランドスラム大会)でダブルス を優勝する土台を築いた、スポンジボールを使った高度なダブルス並行陣の練 習もインドアだからこその無風状態で行うことが出来ました。(あまりいいプレ ーのところが取れなくて残念でしたが動画を HP に載せておきます)
 「人への思いやり」を一番の評価基準として最大の賞(プレゼント)の受賞者を決 めるにあたり、選出に大変悩みました。それだけ今回参加の高学年たちは、EQ の成長に目を見張るものがありました。このキャンプでの重要なテーマである ことはオリエンテーションで伝えてありましたが、賞の評価基準にすることは 伝えていませんでしたので、プレゼント目当ての気配りではなく、本当に自然 な、私たちも見落としてしまいそうな本物の気配りであったことが、そしてたく さんあったことがよかったと思います。
 

今月のセルフイメージ(2018.8月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

 

◇ 自立、自律、EQ … 失敗から学ぶチャンスを大切に 「自立」「自律」「セルフイメージ向上」「EQ 向上」「コーディネーション能力 向上」は KCJ テニスアカデミーがイベントに取り入れているテーマです。今年 の夏休みこどもキャンプ in 白子にもこれらがいっぱい詰まった内容になってい ます。「友達がたくさんできた」は毎年みんなが嬉しそうに言ってくれる言葉で すが、友達がたくさんできる能力「EQ」が高まったことも理由です。 「EQ」や「自律」向上に向けて、人と「いい気分を分かちたい」という気持ち のこもった挨拶や、チームで力を合わせ、助け合って何かを作り上げるといった ワークを多くやります。高学年の子は小さな子たちをいたわり、指導し、話し相 手になり、また小さな子供たちはそんな先輩たちのリーダーシップにあこがれ や尊敬の気持ちを持って、自分の役割だけは一生懸命に行おうとします。すぐに チームがひとつになり、お互いの気持ちを汲み取る「思いやり」、人のためにな ろうという「奉仕」の気持ち、団体生活における「ルールやマナー」を覚えてい きます。 「自立」の面では自分たちで起床して、準備用意するといった自分のことは自 分でするという基本的な事を自分の責任において行ないます。なにか失敗があ った時、かえって子供たちに知恵と工夫が生まれたりしています。 最近、親から「こんなことも自分で出来たんだって感心しました」といったよ うな内容をよく頂きますが、それは親が子供の能力や可能性を今まであまり信 じていなかったからの言葉であって、子供たちのすごい力をもっと信頼してあ げてほしいと思うのです。親があれこれ細かいことを聞いたり要望したり、何か ら何まで心配して、私たちが子供たちに自力で乗り越えてほしいと計画してい る部分にさえも手出しして、子供が自分で成長するチャンスを台無しにしてい る事が多いと感じています。そのかわいそうな子は思考も浅くなり、自分で判断 して行動することが苦手です。学校の勉強はできるとしても、いざとなった時、 本当の窮地に立った時に自分の力で乗り越えられるのでしょうか。親の重要な 役割は子供を守ることではなく、子供が「自分で自分のことを守る力」を早いう ちに伸ばしてあげることだと思っています。そして親からの信頼を感じながら、 心の奥底で自分に自信を持っているセルフイメージの高い子供になってほしい と心から望んでおります。

今月のセルフイメージ(2018.6月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

 

◆自分の思考・感情に気づく…まずは心の中、口癖をチェック 人は無意識のうちにネガティブな思考になっていることが多く、それに気づい ていないことが多い、とはよく言われることですが、子供たちもまさしくそれ。 練習中や試合中に弱気になったり、イライラしたり、カッとなったりしている のに本人はそれに全く気付いていないことがよくあります。 以前のこのコラムに、心の状態と同じ反応が身体に起こるという話を載せたこ とがあります。当然、脳と体はつながっているので、脳の中がマイナス状態なら ば体にプラスの反応が起こることは絶対にないという内容でした。思い通りの プレーができなくなるわけですから、さらにガッカリ感が増していきます。 このような状態が長く続いたり頻繁にあったりすると、「練習もダメ、試合も ダメ、それが私」のセルフイメージが定着してしまうことになります。 誰でも一瞬のネガティブ状態は起こります。人ならば当たり前の感情です。け れどもこの後が勝負なわけです。いつまでも引きずってしまうか、うまく心の 状態を切り替えられるかに。起こったことをいつまでもネガティブにとらえる のではなくポジティブに切り替えられるように。子供たちが自分でそう出来る ようになることを私たちは一番に指導しています。ここさえ押さえれば子供た ちに最短に近い成長が起こることを、私たちは長年の指導の中で知っています。 先日のセルフイメージアップ教室では、まず、自分の心の状態がチェックでき るようになることが第1に大切だという内容をやりました。常に自分の心と向 き合う。口癖を知る。自分の姿勢や態度を観察する。客観的にこれらが出来るこ とがトップアスリートだけでなく成功者の共通点の一つであることも…子供た ちが一番食いついた(いきなりほとんどの子がノートを取り始めた)ことは「がっ かりする人は人生の半分以上を存している」という内容。 ガッカリしている選手がよいプレーを続けることなんて見たことがありませ ん。不運続きもいつものことです。そして、良いプレーを続けている選手は決ま って楽しくてたまらないという表情をしています。

今月のセルフイメージ(2018.5月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◆「子を見れば親がわかる」 … 親の在り方しだいで子供は化ける!
表題にドキッとされた方もいるのではないでしょうか。100%とは言わない までも、親を見たとき「やっぱりね!」と思うことが多い。親と話すほどにそれ は正しいと思えてきます。ジュニアの指導を始めてから 35 年以上になります が、子供の才能よりも親の在り方のほうが大切と言い切ってもよい気がしてい ます。どんなに才能があっても 8 割近くは親がつぶしていると感じています。 逆にそこそこの才能でも親しだいで大化けする子もいます。 親を責めているわけではありません。なぜなら成功する選手の親の在り方の ほうが一般的ではないからです。これだけ長く子供とトップ選手を目指してい ると、どういう親が子供をスポーツ選手として成功させられるかが自ずとわか ってきます。一番の資質は、子供を大信頼していること。これは絶対です。悪く 言うなら少々親バカです。 過去に「親バカであってください」と題した文を載せ たこともありますが、少ない親バカから成功例が多く出ていることも事実です。 ただし節度のある親バカです。エジソンの親しかり、周りから何を言われようと 子供の可能性だけを信じて応援する姿勢です。逆に小言が多い親に子供のテニ スでの成功例を見た記憶はありません。なぜなら親が子供をほっとけないから 小言が出るのであって、子供は「自分は親に信頼されてない」という自己否定の セルフイメージを積み上げ自分の評価を下げていき、まさしくそのレベルにな っていくからです。細かいことをチマチマ言われると子供は必ず反抗したくも なります。「あなたのことを信頼してないよ」というメッセージを親が発信して いるからです。その時点で耳に壁を作りコーチからの同じ様なアドバイスにも 耳をふさぎます。反対の態度をとる場合も出てきます。また、今日は「あれがダ メだった」とか帰りの車で言ってしまう親の子は精神的な安定感と集中力があ りません。特にコートわきで親が見て居ようものならボロボロになります。親の 目と帰りの車内が気になり、目の前のボールに集中なんてできるわけがないの ですから。「俺(私)が見ている。つまらないプレーをしたら承知しないぞ!」など のメッセージが伝わってしまっては最悪。自分のプレーに集中できない選手が 成功する可能性も「0%」。しかし小言では身につかないことでも、自分で経験 したことはしっかり身につく傾向があります。両親が朝早くから仕事でいない 子は自分で起き食べ、自分で身支度をします。自分で起きれなかったとき痛い目 を見たからです。親に起こされる子は、人に尻拭いをさせているようなもので、 遅刻しようものなら人のせいにするのでしょう。テニスはすべて自分の責任に おいて試合を進行させなければなりません。セルフジャッジ、ノーコーチング。 コートに入ればだれの助けも求められません。自立と自律。さらには自分の心が コントロールでき、相手の心さえも読み取れる高い EQ 力が必要です。社会に出 て最も頼りになるものばかりです。 「子供はみんな天才」よく聞く言葉ですが、 あながち間違いではありません。私の生徒でも親の在り方と平均的な生活力(お 許しください)が、かみ合えば日本の五指に入っていたはずの選手が 15 名は下 らないと思っています。それだけ子供の可能性はすごいのです。