KCJが伝えたいこと

今月のセルフイメージ(2018.6月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

 

◆自分の思考・感情に気づく…まずは心の中、口癖をチェック 人は無意識のうちにネガティブな思考になっていることが多く、それに気づい ていないことが多い、とはよく言われることですが、子供たちもまさしくそれ。 練習中や試合中に弱気になったり、イライラしたり、カッとなったりしている のに本人はそれに全く気付いていないことがよくあります。 以前のこのコラムに、心の状態と同じ反応が身体に起こるという話を載せたこ とがあります。当然、脳と体はつながっているので、脳の中がマイナス状態なら ば体にプラスの反応が起こることは絶対にないという内容でした。思い通りの プレーができなくなるわけですから、さらにガッカリ感が増していきます。 このような状態が長く続いたり頻繁にあったりすると、「練習もダメ、試合も ダメ、それが私」のセルフイメージが定着してしまうことになります。 誰でも一瞬のネガティブ状態は起こります。人ならば当たり前の感情です。け れどもこの後が勝負なわけです。いつまでも引きずってしまうか、うまく心の 状態を切り替えられるかに。起こったことをいつまでもネガティブにとらえる のではなくポジティブに切り替えられるように。子供たちが自分でそう出来る ようになることを私たちは一番に指導しています。ここさえ押さえれば子供た ちに最短に近い成長が起こることを、私たちは長年の指導の中で知っています。 先日のセルフイメージアップ教室では、まず、自分の心の状態がチェックでき るようになることが第1に大切だという内容をやりました。常に自分の心と向 き合う。口癖を知る。自分の姿勢や態度を観察する。客観的にこれらが出来るこ とがトップアスリートだけでなく成功者の共通点の一つであることも…子供た ちが一番食いついた(いきなりほとんどの子がノートを取り始めた)ことは「がっ かりする人は人生の半分以上を存している」という内容。 ガッカリしている選手がよいプレーを続けることなんて見たことがありませ ん。不運続きもいつものことです。そして、良いプレーを続けている選手は決ま って楽しくてたまらないという表情をしています。

今月のセルフイメージ(2018.5月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◆「子を見れば親がわかる」 … 親の在り方しだいで子供は化ける!
表題にドキッとされた方もいるのではないでしょうか。100%とは言わない までも、親を見たとき「やっぱりね!」と思うことが多い。親と話すほどにそれ は正しいと思えてきます。ジュニアの指導を始めてから 35 年以上になります が、子供の才能よりも親の在り方のほうが大切と言い切ってもよい気がしてい ます。どんなに才能があっても 8 割近くは親がつぶしていると感じています。 逆にそこそこの才能でも親しだいで大化けする子もいます。 親を責めているわけではありません。なぜなら成功する選手の親の在り方の ほうが一般的ではないからです。これだけ長く子供とトップ選手を目指してい ると、どういう親が子供をスポーツ選手として成功させられるかが自ずとわか ってきます。一番の資質は、子供を大信頼していること。これは絶対です。悪く 言うなら少々親バカです。 過去に「親バカであってください」と題した文を載せ たこともありますが、少ない親バカから成功例が多く出ていることも事実です。 ただし節度のある親バカです。エジソンの親しかり、周りから何を言われようと 子供の可能性だけを信じて応援する姿勢です。逆に小言が多い親に子供のテニ スでの成功例を見た記憶はありません。なぜなら親が子供をほっとけないから 小言が出るのであって、子供は「自分は親に信頼されてない」という自己否定の セルフイメージを積み上げ自分の評価を下げていき、まさしくそのレベルにな っていくからです。細かいことをチマチマ言われると子供は必ず反抗したくも なります。「あなたのことを信頼してないよ」というメッセージを親が発信して いるからです。その時点で耳に壁を作りコーチからの同じ様なアドバイスにも 耳をふさぎます。反対の態度をとる場合も出てきます。また、今日は「あれがダ メだった」とか帰りの車で言ってしまう親の子は精神的な安定感と集中力があ りません。特にコートわきで親が見て居ようものならボロボロになります。親の 目と帰りの車内が気になり、目の前のボールに集中なんてできるわけがないの ですから。「俺(私)が見ている。つまらないプレーをしたら承知しないぞ!」など のメッセージが伝わってしまっては最悪。自分のプレーに集中できない選手が 成功する可能性も「0%」。しかし小言では身につかないことでも、自分で経験 したことはしっかり身につく傾向があります。両親が朝早くから仕事でいない 子は自分で起き食べ、自分で身支度をします。自分で起きれなかったとき痛い目 を見たからです。親に起こされる子は、人に尻拭いをさせているようなもので、 遅刻しようものなら人のせいにするのでしょう。テニスはすべて自分の責任に おいて試合を進行させなければなりません。セルフジャッジ、ノーコーチング。 コートに入ればだれの助けも求められません。自立と自律。さらには自分の心が コントロールでき、相手の心さえも読み取れる高い EQ 力が必要です。社会に出 て最も頼りになるものばかりです。 「子供はみんな天才」よく聞く言葉ですが、 あながち間違いではありません。私の生徒でも親の在り方と平均的な生活力(お 許しください)が、かみ合えば日本の五指に入っていたはずの選手が 15 名は下 らないと思っています。それだけ子供の可能性はすごいのです。

今月のセルフイメージ(2018,4月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

 

 

◆世界にはばたけ!…国際人としての自覚とともに 「国際感覚を身につける」は私たちKCJのテーマの一つ。 これから急速に国際化が進む中で英語が必須であることについて異論をはさむ余地はないでしょう。 国内でさえも職場の会話は英語のみという企業も増えつつあると聞きます。それがわかっていながら、ほぼ使えない(私の場合)学校教育の英語だけで済ましてしまうのか、それとも何かしらの行動を起こすのかは、子供たちの将来にとって皆さんが思っている以上の大変な差になってくると思っています。 大阪なおみプロの陰に隠れてしまった感がありますが、ウインブルドンで3回戦、リオオリンピックの日本代表、フレンチオープンジュニアではダブルス優勝などと輝かしい戦績を残す「土居美咲プロ」が日本のトッププロにいます。私が小学2年から中学2年まで指導した教え子です。2002,2003に3週間ずつ、小5~高2の10名弱をフロリダのテニス遠征に連れていったとき、彼女は小5~小6でした。(HPに当時の日記や写真を当時のまま載せておきます)目的は小さな時から「世界的な視野を身に着ける」「海外の子供達との交流」「国際大会に3大会出場」することでした。 当然英会話にも挑戦します。大会期間中は会場で試合前の練習相手を見つけなければなりません。「日本人同士での練習は禁止! 必ず外国の選手と練習すること」を命じた日がありました。〈シーン!〉誰一人動きません。10分、20分、そうこうしているうちに明らかに年下の外人選手たちから練習相手を探しているとの声がわがチームの背高順にかかり始めて、一人、二人と数人がコートに向かいました。結局、残った子たちは縄跳びやボレーをコート外でやっただけで貴重な練習時間をつぶしたのでした。 このとき、年上に対して臆することなく声をかけて来た外人の子供達は、1年後には立派な国際人になっているな、そして日本人は海外で何かトラブルがあった時、真っ先に死んでしまうのではないかと本当に思ったものでした。「相手が困るかもしれない」から声をかけないでおこうと思うのは、‶ダメもと″を嫌う日本人のある意味良いところかもしれませんが、海外の選手はほぼ無理なことでも平気でリクエストしてくる。断られても気にしていない。「万一通れば…」ラッキーなのです。でもその万一が通ることも海外ではたまに見られるのです。 昨年の白子キャンプに参加してくれた女性スタッフYuri Takagiは、KCJのトーナメントクラス出身。 現在アメリカのカークランドに一人住む大学生。戦績もなくあまり目立つ存在ではなく将来を少々心配していましたが、夏休みで帰ってきての再開でビックリ。まるで別人、エネルギーがすごい。早速キャンプスタッフをお願いした次第。KCJのスタッフにとも誘いましたが、今はアメリカが大好きで当分は帰らないらしい。何がここまで彼女を変えたのでしょう? 彼女の大学のテニスレベルは3流ですが、そこでたまたまNo1らしく、そのおかげで学費などが免除だとうれしそうに話します。たくさんの人種にも囲まれ国際人的な自覚(セルフイメージ)も高まったのでしょう。 土居美咲プロも先のような経験があったからこそあそこまでの選手なったのだと思っています。いずれも若いうちに海外を経験しているということ。その中で英語を覚え、外人選手に気おくれすることがなくなり、広い視野に立つことができたことが大きな自信につながったのでしょう。 KCJテニスアカデミーでは長年の目標であった海外拠点が、オーストラリアの最大都市シドニー(オリンピックパーク)に置けることになりました。オーストラリアといえば私がテニスを始めた当時はアメリカをしのぐテニス王国。今再び世界テニスに牙をむき始めているこの国は、日本と時差がなく季節も真逆で最高のテニス環境にあるといえます。この国でテニスを磨き、語学力を高めアメリカ大学体育協会「NCAA」加盟大学からのスカラシップを獲得する。そしてプロテニスプレーヤーになってもいいし、国際人として様々な分野で活躍してもいいと思うのです。日本にはないアメリカ大学スポーツの素晴らしいサポートシステムを理解すれば本気で検討したくなる方も出てくるはずです。(*裏面参照) アメリカ大学をお勧めする理由として下例をご参考ください。
アメリカのテニス留学に注目!世界のテニスプレーヤーたちと学ぶ

今月のセルフイメージ(2018.3月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

  • KCJレッスンの「遊び」順応性、応用性を高め、世界へ

 

「早くテニスをやらせろよ!」「子供達の受けねらいで遊んでいるだけじゃないの!」中には、こう言いたくなる方もいるかもしれません。

ご両親にはしっかり理解しておいて欲しいのです。何のためにやっているのか。

KCJのレッスンの前半や後半で行っている遊びみたいな楽しい運動やゲームのことです。「自分の身体を思い通りに操る」ことを目的としたKCJテニスアカデミーの重要なジュニア指導の柱の一つ。

目や耳から入る状況を今何が起こっているのか正確に判断し、それに対して自分の体をどう動かせばいいか瞬時に決定し、脳からの命令を神経が素早く的確に伝達し、そのパルスを複数の筋肉(動力)たちが調和しながら正確に効率よく体の隅々までをイメージ通りに動かす。そしてもっとレベルの高い動きはなかったのだろうかを自分で感じ取る。これらを楽しい運動の中に取り入れたものをコーディネーショントレーニングと呼んでいます。楽しければ楽しいほど子供たちは積極的になり、効果が上がります。この力が高い子供を運動神経が良いといったり運動能力が高いと言ったりしますが、テニスの進化に大変大きな影響を与えるだけでなく、これが彼らに自信や自己満足感を与えていきます。いわゆるセルフイメージが高まっていく状態です。

実はそれだけでなく、わたしたちはこれがEQにつながることを発見しました。このトレーニングの中で、状況に対する体の順応性や応用性が高まるだけでなく、それが社会生活の中においても、状況の変化や困難な場面に対して発揮されている様なのです。音楽家が絵画などの芸術にも造詣が深くなるのと同じように、身体を動かす感性を高めるために活発に働いてきた脳の中で、人とのコミュニケーションや自分の心をコントロールするという感性とがリンクしてきたのではないかと容易に想像できるのです。

これからは、いろいろなことが急速に変化していく社会だといわれています。

その荒波を乗り越えていくには、状況を的確に把握してどう対応していくのかといった感性、人とのコミュニケーション、少しのことではへこたれない心の耐性、さらには体力があるに越したことはないことはないでしょう。

 世界を少々ながら見てきた私たちには、日本の常識にとらわれ過ぎてはいけないとの実感があります。そして世界はどんどん狭くなっていきます。子供のころからの世界観はのちに大きな順応性にと繋がっていくのではないかと考えます。

長年の目標であった海外拠点を、四季が逆転し時差もほとんどないオーストラリアのシドニーに作る計画を進めています。牛久パサ二ア校での英会話クラスの開設もこれ等の流れを推進していく一役になればと思っています。

今月のセルフイメージ(2018.2月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◆セルフイメージに EQ をプラス…さらに体力があれば最強の方程式⁈

人生の成功には IQ(知能指数)はほとんど関係ないという報告があります。

子供を持 つ親の一番の望みは子供の将来の幸せだと思います。いい大学、優良企業、安定し た収入といったワードが並びそうですが、それが成功かと言われればそうでもない ようです。そして目的をそこにしてしまうとまた大きくトラブるともよく聞きます。自分が本当にやりたいことが思う存分できるとき、心と体の健康と、周りの人との 良いつながりができている時、人は本当の幸せを感じるそうです。

ではそれだけで 本当に幸せになれるのか。

特別の人だけではないのか。

「好きなことだけして生きる」このような内容を最近よく目にします。本屋をのぞ けばもう一杯あります。数冊ほど読んでみましたが、どれも「大好きなことに夢中 になれば人生が好転する」ことが要約されています。確かに私に関していえば、大 好きな子供たちを心から愛することができ、多くの子供達からも愛されていること を実感し(手前味噌ですが)もう幸せいっぱいです。遅まきながら人生の岐路で安定や 収入よりも好きなことをやろうと決めたからだと感じています。少々危険を感じな がらも本を読めば読むほど納得し、確信しつつある自分に好感すら感じています。

これからの時代、右に倣え、枠からはみ出すな、はみ出せば異端児として不良扱い され、模範解答でなければ X というレッテルを張られる、いわば権力者や管理者が 扱いやすい洗脳のような日本の教育もようやく変わりつつあるという印象も受けま す。

企業だけでなく社会もイエスマンや指示通りに動くロボット的な人間より、オ リジナリティー、卓抜した個性を重要視する風潮に変わってきているのも頷けます。
 右に倣えの 99 人より左を向く 1 人のほうが面白いし、パワーがあり、可能性を感 じるのでしょう。誤解のないように申しますと、この1人はあえて反発していると いうのではなく、周りの意見や常識に左右されず自分のやりたいことを自由にやる 人を指しています。当然すごいパワーが発揮され、その分野ではエキスパートにな る可能性が高いでしょう。 「一芸身を助く」は単なることわざではありません。高い セルフイメージと何かを成すときの「成功のコツ」のようなものも得るはずです。 そしてそこに EQ(下記参照ください)が加われば、そして体力がつけば、子供の未 来に鬼に金棒・筋斗雲(?)ではないでしょうか。

KCJTA では(欲張って)この 3 つを 子供たちに受け取ってもらえるよう頑張っていきたいと思っております

 

今月のセルフイメージ(2018.1月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◆EQを最も高めるスポーツ …

テニスの良さは、試合中の「心の動き」が圧倒的に多いことが挙げられます。

陸 上競技の多くや水泳などは短時間で終わってしまい、その間の心の動きや思考は テニスに比べるとかなり少ないでしょう。ウインブルドンなどは短くても 1 時 間、5時間以上というのも多々あります。子供のテニス大会でさえ 2 時間以上は ザラなのです。

選手はこの時間に何をするかというと、まず自分の心の状態をチ ェックします。

「緊張して硬くなってないか」「動揺がないか、それが動きに影響 してないか」「リードされて焦っていないか」「感情は? イラついてないか? 不 安になってないか? 今に集中できているか? 気がゆるんでいないか? 心が 折れそうになっていないか?」そして相手の心の状態も観察します。「この風を 嫌がってないか?」「試合の流れが今こっちにあって焦ってないか?」そしてま た試合の戦略が正しいのか変更するべきか。テニスのこの長い試合時間は、感情 や思考をコントロールする機会を何度も何度も選手に与えてくれるのです。

ご存 知のようにテニスは一旦コートに入ると、誰とも相談することはできません。

コ ーチも親も口を出せないのです。

選手は感情のコントロール、相手の観察、環境 の把握、さらには審判まで自分でやらなければならないという、つまり全てを自 分の責任でやらなければならないわけです。

これはすごい!ほかのスポーツには ないでしょう。

要は最も自立、自律そして EQ (困難な時にどう生き延びられる か)が自然に鍛えられていくのです。そして本当に自分に自信が持てるようにな ったとき大きくセルフイメージが高まっています。

だから、プロやトップ選手に なれとは言いませんが、是非とも大会に出て試合を楽しめるレベルになって欲し いのです。

2人いれば気軽に楽しめて、長い人生いつまでも楽しめて、友達もた くさん出来て、硬式は世界中でやっている、ラケット一本で世界中に友達ができ ることも私は経験しました。アフリカのある国の最高位の大学教授と親しくなっ たこともあり、指導者にと誘われたこともあります。

教え子の一人はイギリス留 学でテニスがそこそこ出来ただけで友達に不自由しなく助かったといっていま した。

スポーツに優劣をつけることは間違いでしょう。ですが少なくとも EQ 向 上に向けてはテニスは無敵だと勝手にでも率直に思っています。

今月のセルフイメージ(2017.12月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇小さな成功をたくさん積み上げる…ハードルを低く

先日あるTV番組で、幼児教育の歌を作る仕事をしている人が、歌詞のフレーズの語尾が「バ・ビ・ブ・べ・ボ」で終わるといいのだと。

理由は小さな子供が最初に歌を覚えるとき、語尾だけを拾って真似始める子がほとんどで、これだと発音しやすく覚えやすく楽しいのだそうです。確かに言われてみるとそうですね。

この話の中で子供に自信をつけさせるのには「成功経験をたくさん積ませる」ことといっていました。中でも「ハードルを低く!」という言葉が気に入ったのですが、簡単にできることなら簡単に成功もするし、ならばその体験も増えるでしょう。歌一つ作るにも、楽しく覚えやすい=成功体験につながる、という優しい配慮がうかがえます。

私たちKCJのスタッフもスポーツの中でも特に難しいといわれるテニス(硬式)レッスンを子供たちが楽しめ、個々のレベルの中で成功体験を感じられるように言葉がけを選んでいます。

選手コースは別としてリトルキッズやキッズクラスのようなテニスの入り口で「ああしろ・こうしろ」「それはダメ・まだまだ」だけでは子供たちも楽しくもないし成功と感じることはないので、これらの言葉も極力使わないよう、そして「ここまで出来るようになった、もう少し」や「今日はラケットにあたればOKだよ」「〇回ネットを超えれば成功だよ」などハードルを低く設定するよう心掛けています。

とかく日本人は目標を高く持つことが好きで、厳しく査定することもよしてされがちです。

でも、それで目標に届かず失敗ばかり(というか失敗に感じてしまう)を経験し、自分は何をやってもダメなんだとネガティブなセルフイメージを持ってしまっては元も子もないでしょう。ご家庭内でも子供に対しハードルを低く、そして成功をたくさん経験させてあげて、その成功を小さなものでも一緒に喜んであげてみてはいかがでしょう。

保証まではできませんが、おそらく子どものポジティブへの変化に驚かれるのではないでしょうか。

今月のセルフイメージ(2017.11月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ 一番やりたいことをやるとき、最大のエネルギーを発する
 
「他の人に言われた人生ではなく、自分が進みたい人生を生きればよかった」 人生を最後に振り返って、

人が一番後悔していることの最多がこういった内容だ そうです。

親の希望や周りの期待、他人の目を気にして、本当に自分がやりたか ったことをやれなかったこと、

自分の意志で自分の人生を生きてこなかったこと こそが最大の悔やみだというのです。

ここに「幸せとは何か」を示唆しているも のがあるように思います。

「人に迷惑をかけないように」「 失敗しないように」「恥 ずかしい思いをしないように」「そんなことは無理」「あなたのためを思って言っ ているのだから」など、子供がやりたいことをしようとしている時にブレーキに なる言葉をかけているのではと感じたら、ちょっと立ち止まって欲しいのです。


 子供たちから感じるエネルギーがあります。

一番やりたいことをやっている子 供達の集中力たるやそのエネルギーは計り知れないパワーです。

今プロキッズな どで将来を夢みて嬉しそうに、そして驚く成長ぶりを見せてくれている子供達の 集中力を見ていると将来に期待と安心が持てます。

逆にエネルギーを感じない子 の場合は背後に上記のような言葉がありそうな気がしてなりません。

人の目を気 にし、失敗を恐れ、引っ込み思案で、よく言う「他人の人生を歩む」のではない かと、そして最後に冒頭の後悔をするのではと悲しくなってきます。

先日のセルフイメージアップ教室で、講義のあと「え~もう終わり~?あと 2 時間!」「小学校は 50 分くらいじゃないの?2 時間もやってもう疲れただろう」 「じゃあもう 1 時間」というやり取りがありました。(今回ように目がキラキラ しない時もありますが) 子供たちは自分の夢が現実に近づけることをこの講義の 中に感じ取ってくれたのか、自分が進みたい方向とリンクする部分があったの か、 2 時間が短く感じられるほどのエネルギーがわいてきたことの表れではない でしょうか。

「好きなことをやる」最近ではよく見かける成功者や幸せにまつわ るフレーズですが、私も全くその通りだと思っています。

少なくとも私の周りで は好きなことをやってきている友人といるときは楽しく、そうでない友人といる ときのように愚痴など聞かされません。

可能な限り子供が本気でやりたいものを 応援し、彼らには後悔のない人生を送ってもらいたいと望んでいます。

今月のセルフイメージ(2017.10月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ テニスというスポーツ… 人間形成の基盤の一助に!

「人間力の向上、セルフイメージ向上にたいへん向いているスポーツは何?」と いう問いに私は迷わずテニス(硬式)と答えます。他のスポーツをやっている人に は怒られるかもしれません。 確かにどのスポーツでも人生をかけるほど真剣に取 り組めば、間違いなくやらなかった場合よりは比較にならないほど本人にとって それらは向上すると思います。でもそこまでスポーツに向き合えない人が大多数 なわけで、いろんな目的や人生の味付けレベルでかかわる場合にでも、これほど 人間形成に役立つスポーツは贔屓目に見てもほかに見渡せません。その理由を理 解して頂ければ納得いただけると思いますが、ここで書くには紙面が足りませ ん。ので、理由となる項目いくつかを列記して、そのうちの一つだけを今回はお 話したいと思います。詳しくは「テニスってすごい!」をフロントに置いておき ますので、ぜひぜひ手に取ってみてください。その前に各項目においてご自身で お考えいただければなお幸いです。 1.球技は脳力を活性 2.道具を扱う 3.試合が長時間 4.テニスだけにしかな いセルフジャッジ 5.制限時間がない 6.試合中のアドバイスやコーチングは NG 7.実は種目が沢山 8.生涯スポーツの代名詞 … ではこの中から4の 「テニスだけにしかないセルフジャッジ」。自分のコート側のイン・アウトの判 定を自分で行う、つまり選手が審判をやるという事ですが、こんなあり得ないル ールが、賞金付きのしかも世界ランキングや日本ランキングを決める公式の大会 ですら行われているのです。世界中がこれなのですから、他のスポーツ関係者に するとにわかに信じがたいことでしょう。これはスポーツの原点「相手の成長を 願いお互いが相手の大きな壁となり高い踏台であろうと全力で試み合う」を 目指しているからこそできることだと思います。そこには相手に対する尊敬と信 頼、自分が信頼されるに値する人格であろうとすることが必要になってきます。 ゴール前で倒されるジェスチャーを演じたり、審判の見えないところで相手を負 傷させたりなどは、子供にはとても見せられるものではありません。 テニスでの 0 点はラブ:Love(愛)です。フランス語の「誇り」ラテン語の「卵」 からきたとの説もありますが、いずれにしても今は、世界中で「愛」です。経緯 は何であれ、テニスが 0 をラブと呼ぶ流れは必然だったのではと思っています。
正直私もそんなことをわからず知らずテニスを教えてきました。ただ強くした い。プロ選手を育てたい。そういった自己満足を追っていた時期がありました。
けれども今、36 年もの指導においてテニスがいかに私の生徒たちの基盤になっ ていったか、あらためて心からテニスに携われたことを感謝しています。

今月のセルフイメージ(2017.9月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ 親バカであってください② … 子供の「可能性だけ」を見て!

2016 年 9 月のこのコラムで「人間は張られたレッテルにこたえる動物であ る」(心理学の権威者)を引用させていただきましたが、最近とくに思うことが有 り、再度お伝えしたく書かせていただきます。私が過去に指導した選手の中でも 5 本の指に入るほどのポテンシャルを持ちながら全く(私の感覚では 10%も)そ の力を出し切れない大変有望な選手についてです。真面目でひたむきで素直で、 ある部分を除けば最高の生徒なのです。しかしそのある部分があるゆえに極端に 成長が妨げられているのです。その「ある部分」とは、お察しのとおりセルフイ メージ! 自分の能力を大変低く見積もってしまうのです。良いショットが続い て確実にコツをつかんだなと思っても、突然調子を乱してしまうのです。それも 何度も何度も。結局習得できるまでの時間が、自分を信頼している子の何倍もか かるわけです。「小さい8球」ネット前のサーブを入れる狭いエリアでハードに 走り回ってとにかく8球ネットを越すという練習メニューがあります。それまで の難しいボールを難なく打ち返しながら、いつも最後の1球でミスる子は大抵決 まっていて、3回成功した子から終わりの場合は必ずと言っていいほど最後まで 残るのです。ひどいときには6回連続、8球目にミス、どんなに簡単なボ―ルで も。セルフイメージのせいと知らないコーチだと「わざとやってんのか!」と怒 鳴りたくなるでしょう。その子は泣きたいくらい真剣なのですが、「私はできな い子だから、成功したらおかしい」というその子の潜在意識が、8 球目という成 功を目前にして成功させてくれないのです。私たちにとって「こんな素晴らしい 子供たちができないわけがないのに」という悔しさ、お分かりいただけますでし ょうか。逆にあまり才能を感じられないけど理由もなく自信だけを持っていた子 が想像をはるかに超えて成長したことがまれにありました。つまり才能っていう のはセルフイメージを高く設定できることが一番大きな要素なのではないか。私 は36年間の子供の成長を見てきてそう思わざるを得ないのです。
日本人は謙遜が美徳とされがちですが、それが大きく子どもの足を引っ張って いるとも感じています。セルフイメージの低い子の親の大半の特徴なのです。子 供の前で「うちの子はまだまだ」「ダメな子ですみません」「こんなことができな いんだから」の類似が多いのです。わが子にそうなれといっているのと同じ事で す(本文1行目)。さらには心配性の親。これも長年ジュニア指導しているとはっ きりわかります。子供がテニスで成功した例などあまり記憶にありません。コー トに入ると自分ですべてを考えすべてを決定し行動するテニスだからこそ余計 にそうなのでしょう。親の干渉が多い子は多くを自分で決められないし、私の「ど うしたいの?」に全く反応がないのです。そして最大のマイナスは「あなたは心 配にあたる子」つまり子供からすると「私は心配されなければならないほどでき ない人間なんだ」というメッセージが伝わってしまうことです。
授業中に漫画を描いて教師に怒られた手塚治虫の漫画を読んだ母の一言「お母 さんはあなたの漫画の世界で第 1 号の漫画のファンになりました」親のあなた ならこんなとき子供にどう接したでしょう。問題児だったエジソンを母親だけは 信じ続けたように、人目を気にして謙遜したり、枠にはめて子供の可能性に蓋を してしまわないよう、多少の親ばか(私に言わせれば親の美しい姿)になってほし いと思います。 「人間は張られたレッテルにこたえる動物である」