KCJが伝えたいこと

今月のセルフイメージ(2018.3月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

  • KCJレッスンの「遊び」順応性、応用性を高め、世界へ

 

「早くテニスをやらせろよ!」「子供達の受けねらいで遊んでいるだけじゃないの!」中には、こう言いたくなる方もいるかもしれません。

ご両親にはしっかり理解しておいて欲しいのです。何のためにやっているのか。

KCJのレッスンの前半や後半で行っている遊びみたいな楽しい運動やゲームのことです。「自分の身体を思い通りに操る」ことを目的としたKCJテニスアカデミーの重要なジュニア指導の柱の一つ。

目や耳から入る状況を今何が起こっているのか正確に判断し、それに対して自分の体をどう動かせばいいか瞬時に決定し、脳からの命令を神経が素早く的確に伝達し、そのパルスを複数の筋肉(動力)たちが調和しながら正確に効率よく体の隅々までをイメージ通りに動かす。そしてもっとレベルの高い動きはなかったのだろうかを自分で感じ取る。これらを楽しい運動の中に取り入れたものをコーディネーショントレーニングと呼んでいます。楽しければ楽しいほど子供たちは積極的になり、効果が上がります。この力が高い子供を運動神経が良いといったり運動能力が高いと言ったりしますが、テニスの進化に大変大きな影響を与えるだけでなく、これが彼らに自信や自己満足感を与えていきます。いわゆるセルフイメージが高まっていく状態です。

実はそれだけでなく、わたしたちはこれがEQにつながることを発見しました。このトレーニングの中で、状況に対する体の順応性や応用性が高まるだけでなく、それが社会生活の中においても、状況の変化や困難な場面に対して発揮されている様なのです。音楽家が絵画などの芸術にも造詣が深くなるのと同じように、身体を動かす感性を高めるために活発に働いてきた脳の中で、人とのコミュニケーションや自分の心をコントロールするという感性とがリンクしてきたのではないかと容易に想像できるのです。

これからは、いろいろなことが急速に変化していく社会だといわれています。

その荒波を乗り越えていくには、状況を的確に把握してどう対応していくのかといった感性、人とのコミュニケーション、少しのことではへこたれない心の耐性、さらには体力があるに越したことはないことはないでしょう。

 世界を少々ながら見てきた私たちには、日本の常識にとらわれ過ぎてはいけないとの実感があります。そして世界はどんどん狭くなっていきます。子供のころからの世界観はのちに大きな順応性にと繋がっていくのではないかと考えます。

長年の目標であった海外拠点を、四季が逆転し時差もほとんどないオーストラリアのシドニーに作る計画を進めています。牛久パサ二ア校での英会話クラスの開設もこれ等の流れを推進していく一役になればと思っています。

今月のセルフイメージ(2018.2月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◆セルフイメージに EQ をプラス…さらに体力があれば最強の方程式⁈

人生の成功には IQ(知能指数)はほとんど関係ないという報告があります。

子供を持 つ親の一番の望みは子供の将来の幸せだと思います。いい大学、優良企業、安定し た収入といったワードが並びそうですが、それが成功かと言われればそうでもない ようです。そして目的をそこにしてしまうとまた大きくトラブるともよく聞きます。自分が本当にやりたいことが思う存分できるとき、心と体の健康と、周りの人との 良いつながりができている時、人は本当の幸せを感じるそうです。

ではそれだけで 本当に幸せになれるのか。

特別の人だけではないのか。

「好きなことだけして生きる」このような内容を最近よく目にします。本屋をのぞ けばもう一杯あります。数冊ほど読んでみましたが、どれも「大好きなことに夢中 になれば人生が好転する」ことが要約されています。確かに私に関していえば、大 好きな子供たちを心から愛することができ、多くの子供達からも愛されていること を実感し(手前味噌ですが)もう幸せいっぱいです。遅まきながら人生の岐路で安定や 収入よりも好きなことをやろうと決めたからだと感じています。少々危険を感じな がらも本を読めば読むほど納得し、確信しつつある自分に好感すら感じています。

これからの時代、右に倣え、枠からはみ出すな、はみ出せば異端児として不良扱い され、模範解答でなければ X というレッテルを張られる、いわば権力者や管理者が 扱いやすい洗脳のような日本の教育もようやく変わりつつあるという印象も受けま す。

企業だけでなく社会もイエスマンや指示通りに動くロボット的な人間より、オ リジナリティー、卓抜した個性を重要視する風潮に変わってきているのも頷けます。
 右に倣えの 99 人より左を向く 1 人のほうが面白いし、パワーがあり、可能性を感 じるのでしょう。誤解のないように申しますと、この1人はあえて反発していると いうのではなく、周りの意見や常識に左右されず自分のやりたいことを自由にやる 人を指しています。当然すごいパワーが発揮され、その分野ではエキスパートにな る可能性が高いでしょう。 「一芸身を助く」は単なることわざではありません。高い セルフイメージと何かを成すときの「成功のコツ」のようなものも得るはずです。 そしてそこに EQ(下記参照ください)が加われば、そして体力がつけば、子供の未 来に鬼に金棒・筋斗雲(?)ではないでしょうか。

KCJTA では(欲張って)この 3 つを 子供たちに受け取ってもらえるよう頑張っていきたいと思っております

 

今月のセルフイメージ(2018.1月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◆EQを最も高めるスポーツ …

テニスの良さは、試合中の「心の動き」が圧倒的に多いことが挙げられます。

陸 上競技の多くや水泳などは短時間で終わってしまい、その間の心の動きや思考は テニスに比べるとかなり少ないでしょう。ウインブルドンなどは短くても 1 時 間、5時間以上というのも多々あります。子供のテニス大会でさえ 2 時間以上は ザラなのです。

選手はこの時間に何をするかというと、まず自分の心の状態をチ ェックします。

「緊張して硬くなってないか」「動揺がないか、それが動きに影響 してないか」「リードされて焦っていないか」「感情は? イラついてないか? 不 安になってないか? 今に集中できているか? 気がゆるんでいないか? 心が 折れそうになっていないか?」そして相手の心の状態も観察します。「この風を 嫌がってないか?」「試合の流れが今こっちにあって焦ってないか?」そしてま た試合の戦略が正しいのか変更するべきか。テニスのこの長い試合時間は、感情 や思考をコントロールする機会を何度も何度も選手に与えてくれるのです。

ご存 知のようにテニスは一旦コートに入ると、誰とも相談することはできません。

コ ーチも親も口を出せないのです。

選手は感情のコントロール、相手の観察、環境 の把握、さらには審判まで自分でやらなければならないという、つまり全てを自 分の責任でやらなければならないわけです。

これはすごい!ほかのスポーツには ないでしょう。

要は最も自立、自律そして EQ (困難な時にどう生き延びられる か)が自然に鍛えられていくのです。そして本当に自分に自信が持てるようにな ったとき大きくセルフイメージが高まっています。

だから、プロやトップ選手に なれとは言いませんが、是非とも大会に出て試合を楽しめるレベルになって欲し いのです。

2人いれば気軽に楽しめて、長い人生いつまでも楽しめて、友達もた くさん出来て、硬式は世界中でやっている、ラケット一本で世界中に友達ができ ることも私は経験しました。アフリカのある国の最高位の大学教授と親しくなっ たこともあり、指導者にと誘われたこともあります。

教え子の一人はイギリス留 学でテニスがそこそこ出来ただけで友達に不自由しなく助かったといっていま した。

スポーツに優劣をつけることは間違いでしょう。ですが少なくとも EQ 向 上に向けてはテニスは無敵だと勝手にでも率直に思っています。

今月のセルフイメージ(2017.12月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇小さな成功をたくさん積み上げる…ハードルを低く

先日あるTV番組で、幼児教育の歌を作る仕事をしている人が、歌詞のフレーズの語尾が「バ・ビ・ブ・べ・ボ」で終わるといいのだと。

理由は小さな子供が最初に歌を覚えるとき、語尾だけを拾って真似始める子がほとんどで、これだと発音しやすく覚えやすく楽しいのだそうです。確かに言われてみるとそうですね。

この話の中で子供に自信をつけさせるのには「成功経験をたくさん積ませる」ことといっていました。中でも「ハードルを低く!」という言葉が気に入ったのですが、簡単にできることなら簡単に成功もするし、ならばその体験も増えるでしょう。歌一つ作るにも、楽しく覚えやすい=成功体験につながる、という優しい配慮がうかがえます。

私たちKCJのスタッフもスポーツの中でも特に難しいといわれるテニス(硬式)レッスンを子供たちが楽しめ、個々のレベルの中で成功体験を感じられるように言葉がけを選んでいます。

選手コースは別としてリトルキッズやキッズクラスのようなテニスの入り口で「ああしろ・こうしろ」「それはダメ・まだまだ」だけでは子供たちも楽しくもないし成功と感じることはないので、これらの言葉も極力使わないよう、そして「ここまで出来るようになった、もう少し」や「今日はラケットにあたればOKだよ」「〇回ネットを超えれば成功だよ」などハードルを低く設定するよう心掛けています。

とかく日本人は目標を高く持つことが好きで、厳しく査定することもよしてされがちです。

でも、それで目標に届かず失敗ばかり(というか失敗に感じてしまう)を経験し、自分は何をやってもダメなんだとネガティブなセルフイメージを持ってしまっては元も子もないでしょう。ご家庭内でも子供に対しハードルを低く、そして成功をたくさん経験させてあげて、その成功を小さなものでも一緒に喜んであげてみてはいかがでしょう。

保証まではできませんが、おそらく子どものポジティブへの変化に驚かれるのではないでしょうか。

今月のセルフイメージ(2017.11月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ 一番やりたいことをやるとき、最大のエネルギーを発する
 
「他の人に言われた人生ではなく、自分が進みたい人生を生きればよかった」 人生を最後に振り返って、

人が一番後悔していることの最多がこういった内容だ そうです。

親の希望や周りの期待、他人の目を気にして、本当に自分がやりたか ったことをやれなかったこと、

自分の意志で自分の人生を生きてこなかったこと こそが最大の悔やみだというのです。

ここに「幸せとは何か」を示唆しているも のがあるように思います。

「人に迷惑をかけないように」「 失敗しないように」「恥 ずかしい思いをしないように」「そんなことは無理」「あなたのためを思って言っ ているのだから」など、子供がやりたいことをしようとしている時にブレーキに なる言葉をかけているのではと感じたら、ちょっと立ち止まって欲しいのです。


 子供たちから感じるエネルギーがあります。

一番やりたいことをやっている子 供達の集中力たるやそのエネルギーは計り知れないパワーです。

今プロキッズな どで将来を夢みて嬉しそうに、そして驚く成長ぶりを見せてくれている子供達の 集中力を見ていると将来に期待と安心が持てます。

逆にエネルギーを感じない子 の場合は背後に上記のような言葉がありそうな気がしてなりません。

人の目を気 にし、失敗を恐れ、引っ込み思案で、よく言う「他人の人生を歩む」のではない かと、そして最後に冒頭の後悔をするのではと悲しくなってきます。

先日のセルフイメージアップ教室で、講義のあと「え~もう終わり~?あと 2 時間!」「小学校は 50 分くらいじゃないの?2 時間もやってもう疲れただろう」 「じゃあもう 1 時間」というやり取りがありました。(今回ように目がキラキラ しない時もありますが) 子供たちは自分の夢が現実に近づけることをこの講義の 中に感じ取ってくれたのか、自分が進みたい方向とリンクする部分があったの か、 2 時間が短く感じられるほどのエネルギーがわいてきたことの表れではない でしょうか。

「好きなことをやる」最近ではよく見かける成功者や幸せにまつわ るフレーズですが、私も全くその通りだと思っています。

少なくとも私の周りで は好きなことをやってきている友人といるときは楽しく、そうでない友人といる ときのように愚痴など聞かされません。

可能な限り子供が本気でやりたいものを 応援し、彼らには後悔のない人生を送ってもらいたいと望んでいます。

今月のセルフイメージ(2017.10月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ テニスというスポーツ… 人間形成の基盤の一助に!

「人間力の向上、セルフイメージ向上にたいへん向いているスポーツは何?」と いう問いに私は迷わずテニス(硬式)と答えます。他のスポーツをやっている人に は怒られるかもしれません。 確かにどのスポーツでも人生をかけるほど真剣に取 り組めば、間違いなくやらなかった場合よりは比較にならないほど本人にとって それらは向上すると思います。でもそこまでスポーツに向き合えない人が大多数 なわけで、いろんな目的や人生の味付けレベルでかかわる場合にでも、これほど 人間形成に役立つスポーツは贔屓目に見てもほかに見渡せません。その理由を理 解して頂ければ納得いただけると思いますが、ここで書くには紙面が足りませ ん。ので、理由となる項目いくつかを列記して、そのうちの一つだけを今回はお 話したいと思います。詳しくは「テニスってすごい!」をフロントに置いておき ますので、ぜひぜひ手に取ってみてください。その前に各項目においてご自身で お考えいただければなお幸いです。 1.球技は脳力を活性 2.道具を扱う 3.試合が長時間 4.テニスだけにしかな いセルフジャッジ 5.制限時間がない 6.試合中のアドバイスやコーチングは NG 7.実は種目が沢山 8.生涯スポーツの代名詞 … ではこの中から4の 「テニスだけにしかないセルフジャッジ」。自分のコート側のイン・アウトの判 定を自分で行う、つまり選手が審判をやるという事ですが、こんなあり得ないル ールが、賞金付きのしかも世界ランキングや日本ランキングを決める公式の大会 ですら行われているのです。世界中がこれなのですから、他のスポーツ関係者に するとにわかに信じがたいことでしょう。これはスポーツの原点「相手の成長を 願いお互いが相手の大きな壁となり高い踏台であろうと全力で試み合う」を 目指しているからこそできることだと思います。そこには相手に対する尊敬と信 頼、自分が信頼されるに値する人格であろうとすることが必要になってきます。 ゴール前で倒されるジェスチャーを演じたり、審判の見えないところで相手を負 傷させたりなどは、子供にはとても見せられるものではありません。 テニスでの 0 点はラブ:Love(愛)です。フランス語の「誇り」ラテン語の「卵」 からきたとの説もありますが、いずれにしても今は、世界中で「愛」です。経緯 は何であれ、テニスが 0 をラブと呼ぶ流れは必然だったのではと思っています。
正直私もそんなことをわからず知らずテニスを教えてきました。ただ強くした い。プロ選手を育てたい。そういった自己満足を追っていた時期がありました。
けれども今、36 年もの指導においてテニスがいかに私の生徒たちの基盤になっ ていったか、あらためて心からテニスに携われたことを感謝しています。

今月のセルフイメージ(2017.9月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ 親バカであってください② … 子供の「可能性だけ」を見て!

2016 年 9 月のこのコラムで「人間は張られたレッテルにこたえる動物であ る」(心理学の権威者)を引用させていただきましたが、最近とくに思うことが有 り、再度お伝えしたく書かせていただきます。私が過去に指導した選手の中でも 5 本の指に入るほどのポテンシャルを持ちながら全く(私の感覚では 10%も)そ の力を出し切れない大変有望な選手についてです。真面目でひたむきで素直で、 ある部分を除けば最高の生徒なのです。しかしそのある部分があるゆえに極端に 成長が妨げられているのです。その「ある部分」とは、お察しのとおりセルフイ メージ! 自分の能力を大変低く見積もってしまうのです。良いショットが続い て確実にコツをつかんだなと思っても、突然調子を乱してしまうのです。それも 何度も何度も。結局習得できるまでの時間が、自分を信頼している子の何倍もか かるわけです。「小さい8球」ネット前のサーブを入れる狭いエリアでハードに 走り回ってとにかく8球ネットを越すという練習メニューがあります。それまで の難しいボールを難なく打ち返しながら、いつも最後の1球でミスる子は大抵決 まっていて、3回成功した子から終わりの場合は必ずと言っていいほど最後まで 残るのです。ひどいときには6回連続、8球目にミス、どんなに簡単なボ―ルで も。セルフイメージのせいと知らないコーチだと「わざとやってんのか!」と怒 鳴りたくなるでしょう。その子は泣きたいくらい真剣なのですが、「私はできな い子だから、成功したらおかしい」というその子の潜在意識が、8 球目という成 功を目前にして成功させてくれないのです。私たちにとって「こんな素晴らしい 子供たちができないわけがないのに」という悔しさ、お分かりいただけますでし ょうか。逆にあまり才能を感じられないけど理由もなく自信だけを持っていた子 が想像をはるかに超えて成長したことがまれにありました。つまり才能っていう のはセルフイメージを高く設定できることが一番大きな要素なのではないか。私 は36年間の子供の成長を見てきてそう思わざるを得ないのです。
日本人は謙遜が美徳とされがちですが、それが大きく子どもの足を引っ張って いるとも感じています。セルフイメージの低い子の親の大半の特徴なのです。子 供の前で「うちの子はまだまだ」「ダメな子ですみません」「こんなことができな いんだから」の類似が多いのです。わが子にそうなれといっているのと同じ事で す(本文1行目)。さらには心配性の親。これも長年ジュニア指導しているとはっ きりわかります。子供がテニスで成功した例などあまり記憶にありません。コー トに入ると自分ですべてを考えすべてを決定し行動するテニスだからこそ余計 にそうなのでしょう。親の干渉が多い子は多くを自分で決められないし、私の「ど うしたいの?」に全く反応がないのです。そして最大のマイナスは「あなたは心 配にあたる子」つまり子供からすると「私は心配されなければならないほどでき ない人間なんだ」というメッセージが伝わってしまうことです。
授業中に漫画を描いて教師に怒られた手塚治虫の漫画を読んだ母の一言「お母 さんはあなたの漫画の世界で第 1 号の漫画のファンになりました」親のあなた ならこんなとき子供にどう接したでしょう。問題児だったエジソンを母親だけは 信じ続けたように、人目を気にして謙遜したり、枠にはめて子供の可能性に蓋を してしまわないよう、多少の親ばか(私に言わせれば親の美しい姿)になってほし いと思います。 「人間は張られたレッテルにこたえる動物である」

今月のセルフイメージ(2017.8月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ 自立と自律、そして EQ … 失敗から学ぶチャンスを大切に

KCJ ではイベントを行う場合に「自立」「自律」「セルフイメージ向上」「EQ 向上」「コーディネーション能力向上」を必ずテーマに含めております。今年の 白子キャンプもこのすべてを取り入れたスケジュールになっています。 「友達が たくさんできた」が毎年ほとんどの子供が嬉しそうに言ってくれる言葉ですが、 友達ができる能力が高まったのだと思っています。 「EQ 向上」 「自律」の面では、相手に「いい気分でいてほしい」という気持ち を込めた挨拶の実践と、チームで力を合わせ、助け合って何かを作り上げるとい ったワークをたくさんやります。高学年の子は小さな子たちをいたわり、指導し、 話し相手になり、また小さな子供たちはそんな先輩たちのリーダーシップにあこ がれや尊敬の気持ちを持って、自分の役割だけは一生懸命に遂げようとします。 一瞬でチームがひとつになる中で子供たちはお互いの気持ちを汲み取る「 思いや り」 、人のためになろうという「奉仕」の気持ち、団体生活における「ルールや マナー」を覚えていきます。 「自立」の面では自分たちで起床して、支度するといった自分のことは自分で するという基本的な事を自分の責任において行ないます。ある程度の失敗がかえ って子供たちに知恵と工夫をもたらしていると感じています。 最近よく親から「こんなことも自分で出来たんだって感心しました」といった ようなコメントを頂きますが、それは親が子供の能力や可能性を信じていなかっ たからの言葉であって、子供たちの驚くべき力をもっと信頼してほしいのです。 細かいことを聞いたり要望したり何から何まで親が心配して、我々が子供たちに 自力で乗り越えてほしいと計画している部分にさえも手出しして、子供が自分で 成長するチャンスを台無しにしている親が多いのです。そのかわいそうな子は思 考も浅く自分で判断して行動することが弱いのです。学校の勉強はかなりできる かもしれませんが、い ざとなった時、本当の窮地に立った時に自分の力で乗り越 えられるのでしょうか。親の重要な役割は子供を守ることではなく、子供が「自 分で自分のことを守れる」力を早いうちに伸ばしてあげることだと思っていま す。心の奥底から自分に自信を持っているという本当のセルフイメージの高い子 供になってほしいと心から望んでおります。

今月のセルフイメージ(2017.7月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ もっと子供を信頼しましょう。…親の監視は子供の自己評価を落とす?!
「親ばかであってください」「子供に対する見方を変える」H28.9 と 10 月号 でもお伝えしたかったことですが、簡単には親が子供について評価している通 りのことを子供は演じてしまう傾向にあるという事です。子供本人の自己評価 (セルフイメージ)は親からの言葉や態度が一番影響することを考えれば、当たり 前のことですが、最近の子供の反抗的な態度の心中に、「親に信頼されていない」 「子供扱いをされている」という低いセルフイメージがあるのではと心配です。
本来もらってうれしいはずのアドバイスを無視する、ひどい場合はかえって逆 のことをやる子供がいます。細かいことを常にチェック(監視)して小言を言って しまう親の場合、私たちも子供の頃そうであったように、あえて反抗したくな る心の状態をそのままをコート上に持ち出しているのではと感じています。 この程度ならばまだいいのですが、私が一番心配していることは、日本人特有 の「右に倣え、人様に迷惑をかけるな、大それたことを考えるな」を地で行く 「枠にはまった小さな人間で終わってしまう」ことです。私の生徒にも、多く の天才、驚くべき才能が、親の過干渉で潰れてしまっています。35 年以上のジ ュニア指導の中でダイナミックに成長しテニスに限らず大成功したといえる子 は親もおおらか。子供の良いところを見ようとしている・信頼している・一番 やりたいことをやらせている・細かいことは気にしない場合がほとんどで、子 供の親に対するプレッシャーやストレスがほとんどなく、毎日が楽しい中でグ ングン成長していきます。「好きなようにやらせて大丈夫か?」って聞こえてき そうですが、私の経験においては OK です。信頼しているよというメッセージ が伝わっている限り、大好きな親の困ることをしようとは思いません。そして、
楽しいことをしている子供には脳内にやる気ホルモンが出て行動力・記憶・創 造性などが活性化されるのですごい力が出てくるのです。さらに「一芸は身を 助く」、一芸に秀でることは成功経験を積んだことになり「自分はできる」側の 人間というセルフイメージを持てるので、何事にも成功率が高まるのです。 子どもの本当にやりたいことは何なのか、それはすでにその子の才能です!

今月のセルフイメージ(2017.6月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◆結果はほめない
KCJ テニスアカデミーでは、子供たちが「自分のことを好きになれる」「自分 に自信が持てる」ようになるために、レッスンや会話の中でコーチが子供たち に何ができるのかを最大のテーマとして取り組んでいます。一人でも自分のこ とを低く見積もってしまわないよう、クラスの生徒一人一人全てが今日のレッ スンで「自分に自信が持てそう」「まだまだいけるかも」「もっと何かに挑戦し てもいいかも」「自分が好きになれそう」を目指して、生徒の顔触れや人数に合 わせてその日の目標設定、メニュー、言葉選びを考えてフレキシブルな活きた レッスンを行うことを考えています。
当然、褒めることがメインになるのですが、何でもかんでも褒めればいいとい うわけではなく、実は大変むつかしい技術なのです。私も不用意にほめてしま ったばかりに将来大変有望であった選手をテニス界から消してしまった辛い経 験があります。(H28 年 3 月号参照) できたこと(結果)を褒めてしまったが為 に、ほめられることに喜びを覚えた子供が、結果が出なかった、あるいは出来 そうにないときに嘘や不正を行ってしまったのです。本来ならばその子自身の 成長幅や、頑張っている姿勢(プロセス)、正直な報告をほめるべきだったのでし ょう。結果が悪いことを非難したり冷たく当たったりが行き過ぎてしまっても も、嘘や不正が生まれたり、怒られるくらいなら何もやらないし挑戦もしない ほうがいいと考えたり、その内あえてダメな自分を演出する子になる場合も多 いそうです。
保護者の皆様には、出来たか出来ないの「結果」を褒めたり非難したりするの ではなく、プロセスに目を向けていただき、そして他人との比較するのではな く、過去の本人と比較して成長したところをほめてほしいのです。結果が悪か ったときでも正直に話してくれた時は「その正直に話してくれるところが大好 きだ」って心から喜んであげてください。不思議なことにこれをやると結果は あまり苦にならなくなり、その後の子供達の成長も一回り早くなっていること が経験的に私には感じられています。