2018年01月

今月のセルフイメージ(2018.1月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◆EQを最も高めるスポーツ …

テニスの良さは、試合中の「心の動き」が圧倒的に多いことが挙げられます。

陸 上競技の多くや水泳などは短時間で終わってしまい、その間の心の動きや思考は テニスに比べるとかなり少ないでしょう。ウインブルドンなどは短くても 1 時 間、5時間以上というのも多々あります。子供のテニス大会でさえ 2 時間以上は ザラなのです。

選手はこの時間に何をするかというと、まず自分の心の状態をチ ェックします。

「緊張して硬くなってないか」「動揺がないか、それが動きに影響 してないか」「リードされて焦っていないか」「感情は? イラついてないか? 不 安になってないか? 今に集中できているか? 気がゆるんでいないか? 心が 折れそうになっていないか?」そして相手の心の状態も観察します。「この風を 嫌がってないか?」「試合の流れが今こっちにあって焦ってないか?」そしてま た試合の戦略が正しいのか変更するべきか。テニスのこの長い試合時間は、感情 や思考をコントロールする機会を何度も何度も選手に与えてくれるのです。

ご存 知のようにテニスは一旦コートに入ると、誰とも相談することはできません。

コ ーチも親も口を出せないのです。

選手は感情のコントロール、相手の観察、環境 の把握、さらには審判まで自分でやらなければならないという、つまり全てを自 分の責任でやらなければならないわけです。

これはすごい!ほかのスポーツには ないでしょう。

要は最も自立、自律そして EQ (困難な時にどう生き延びられる か)が自然に鍛えられていくのです。そして本当に自分に自信が持てるようにな ったとき大きくセルフイメージが高まっています。

だから、プロやトップ選手に なれとは言いませんが、是非とも大会に出て試合を楽しめるレベルになって欲し いのです。

2人いれば気軽に楽しめて、長い人生いつまでも楽しめて、友達もた くさん出来て、硬式は世界中でやっている、ラケット一本で世界中に友達ができ ることも私は経験しました。アフリカのある国の最高位の大学教授と親しくなっ たこともあり、指導者にと誘われたこともあります。

教え子の一人はイギリス留 学でテニスがそこそこ出来ただけで友達に不自由しなく助かったといっていま した。

スポーツに優劣をつけることは間違いでしょう。ですが少なくとも EQ 向 上に向けてはテニスは無敵だと勝手にでも率直に思っています。