2018年12月

今月のセルフイメージ(2018.12月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇子供の未来のために…親の皆さんも共に学んでいきましょう。
 大学受験に関しての話は皆さんも驚かれるかもしれません。実は KCJ のトーナ メントクラス以上の選手から、有名国立大学(筑波大 6 名、東大 2 名、一橋大 1 名)に 9 名が現役合格、前記のようにアメリカ南ユタ州立大学にもスカラシップ で合格しているのです。どう見てもテニスばかりをやってきた勉強時間が最も 短いはずの彼らを見てきている私にとって最初は不思議としか言いようがなか ったのですが、テニスという長時間の試合を何度も勝ち上がっていく子供たち が持っている、自分の心と体への信頼、回転の速い頭脳、集中力、基礎体力、感 性の高さがそれを可能にするのだろうと思っていました。しかし彼らの共通点 にはそれにプラしてス、自分の在り方と将来に対する自信がありました。後で 「○○大学へ行っている自分が普通に想像できた」という子もいました。初めて 塾に行ったのが高 2 で本気で勉強を始め高 3 までテニスも続けていた子です。 他の子もみんな受かると思っていた子たちです。早くから塾に行っていても志 望校へ行けなかった子たちはテニスの大会でも力を出し切れないどこか自信を 無くしている子たちでした。この違いは何なのか?長年問い続けてきた中で「セ ルフイメージ」という言葉にたどり着きました。
 
セルフイメージとは「自分に対する自分の評価」です。KCJ では 10 年も前か らこのことを子供への指導において最も大切なテーマとして向き合ってきまし た。なぜなら子供たちがその自己評価の通りに将来を歩むからです。これは大体 そうなるとか言ったレベルではなく必ずそうなっているのです。ジュニア指導 の 37 年間に数千人以上は子供たちに触れている私にとって確信となっていま す。自分のことを高く評価している子供はたいしたことをしていないように見 えても自己評価なりの高い水準になって行くし、低い自己評価の子供は親子共 にいくら一生懸命になっていても結局低い水準に留まってしまうのです。
 
理由はともかくとして、このように明らかな結果が出るのであればこのセルフ イメージを高くしていけば子供の将来への不安は解決していくのではないかと 思うのです。セルフイメージアップ教室でも「口癖を変える」「小さな成功を積 み重ねていく」 「目標や夢に名前を付ける」 「感謝探し」 「足る探し」 「物事の見方 を変える」 「OK ライン」 「できたノート」などなど様々な方法を使って子供たち のそれを上げようとしていますが、やはり最も身近な親からの影響が一番大き いそうです。来年はぜひとも子供の幸せのために何ができるかを親の皆様とと もに学んでいける機会を作ろうと思っています。