KCJが伝えたいこと

今月のセルフイメージ(2018.6月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◆自分の思考・感情に気づく…まずは心の中、口癖をチェック


人は無意識のうちにネガティブな思考になっていることが多く、それに気づい ていないことが多い、とはよく言われることですが、子供たちもまさしくそれ。 練習中や試合中に弱気になったり、イライラしたり、カッとなったりしている のに本人はそれに全く気付いていないことがよくあります。 以前のこのコラムに、心の状態と同じ反応が身体に起こるという話を載せたこ とがあります。当然、脳と体はつながっているので、脳の中がマイナス状態なら ば体にプラスの反応が起こることは絶対にないという内容でした。思い通りの プレーができなくなるわけですから、さらにガッカリ感が増していきます。 このような状態が長く続いたり頻繁にあったりすると、「練習もダメ、試合も ダメ、それが私」のセルフイメージが定着してしまうことになります。
誰でも一瞬のネガティブ状態は起こります。人ならば当たり前の感情です。け れどもこの後が勝負なわけです。いつまでも引きずってしまうか、うまく心の 状態を切り替えられるかに。起こったことをいつまでもネガティブにとらえる のではなくポジティブに切り替えられるように。子供たちが自分でそう出来る ようになることを私たちは一番に指導しています。ここさえ押さえれば子供た ちに最短に近い成長が起こることを、私たちは長年の指導の中で知っています。
先日のセルフイメージアップ教室では、まず、自分の心の状態がチェックでき るようになることが第1に大切だという内容をやりました。常に自分の心と向 き合う。口癖を知る。自分の姿勢や態度を観察する。客観的にこれらが出来るこ とがトップアスリートだけでなく成功者の共通点の一つであることも…子供た ちが一番食いついた(いきなりほとんどの子がノートを取り始めた)ことは「がっ かりする人は人生の半分以上を存している」という内容。
ガッカリしている選手がよいプレーを続けることなんて見たことがありませ ん。不運続きもいつものことです。そして、良いプレーを続けている選手は決ま って楽しくてたまらないという表情をしています。