KCJが伝えたいこと

今月のセルフイメージ(2017.8月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ 自立と自律、そして EQ … 失敗から学ぶチャンスを大切に

KCJ ではイベントを行う場合に「自立」「自律」「セルフイメージ向上」「EQ 向上」「コーディネーション能力向上」を必ずテーマに含めております。今年の 白子キャンプもこのすべてを取り入れたスケジュールになっています。 「友達が たくさんできた」が毎年ほとんどの子供が嬉しそうに言ってくれる言葉ですが、 友達ができる能力が高まったのだと思っています。 「EQ 向上」 「自律」の面では、相手に「いい気分でいてほしい」という気持ち を込めた挨拶の実践と、チームで力を合わせ、助け合って何かを作り上げるとい ったワークをたくさんやります。高学年の子は小さな子たちをいたわり、指導し、 話し相手になり、また小さな子供たちはそんな先輩たちのリーダーシップにあこ がれや尊敬の気持ちを持って、自分の役割だけは一生懸命に遂げようとします。 一瞬でチームがひとつになる中で子供たちはお互いの気持ちを汲み取る「 思いや り」 、人のためになろうという「奉仕」の気持ち、団体生活における「ルールや マナー」を覚えていきます。 「自立」の面では自分たちで起床して、支度するといった自分のことは自分で するという基本的な事を自分の責任において行ないます。ある程度の失敗がかえ って子供たちに知恵と工夫をもたらしていると感じています。 最近よく親から「こんなことも自分で出来たんだって感心しました」といった ようなコメントを頂きますが、それは親が子供の能力や可能性を信じていなかっ たからの言葉であって、子供たちの驚くべき力をもっと信頼してほしいのです。 細かいことを聞いたり要望したり何から何まで親が心配して、我々が子供たちに 自力で乗り越えてほしいと計画している部分にさえも手出しして、子供が自分で 成長するチャンスを台無しにしている親が多いのです。そのかわいそうな子は思 考も浅く自分で判断して行動することが弱いのです。学校の勉強はかなりできる かもしれませんが、い ざとなった時、本当の窮地に立った時に自分の力で乗り越 えられるのでしょうか。親の重要な役割は子供を守ることではなく、子供が「自 分で自分のことを守れる」力を早いうちに伸ばしてあげることだと思っていま す。心の奥底から自分に自信を持っているという本当のセルフイメージの高い子 供になってほしいと心から望んでおります。