KCJが伝えたいこと

今月のセルフイメージ(2016.3月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。
◆なぜKCJでは「ボール拾い」を必要以上に重要視するのか 「コーチ!誰もいないんだから無視しなきゃ」…以前、大会に向かう途中の田舎道の赤信号で車が止まった時、引率していた小4の選手から言われたこの言葉に愕然としたことを覚えています。誰から学んだのでしょう。その子の親は塾で子供たちを指導する立場の方でした。…まさかずるがしこい生き方を良しという風に教えているのか?? 「テニスがうまくなるよりボール拾いのほうが大切。1球でもたくさん拾えば1球分でも人を助けることになるでしょう」とレッスン中、何度も何度も言っていますが、人が見ていないところでボールを拾わない、また、拾っているふり!が今でもまだまだあります。我々コーチには心のこもらないボール拾いはわかります。 また同じように、ほんの4~8才くらいでありながら嘘をつく子が多いことにもショックを受けています。ラケットで4回ボールをつければいいほうだと思っていると、「6回できた!」「7回できた!」など平気なのです。ほめられるとうれしいから上乗せしてくる。さらにほめようものなら「10回できた!」「12回!」。初めからその場で「嘘はダメ」と言っては人格を否定することになるので、まずコミュニケーションを取ろうと少しの間はほめるところから入りますが、機を見て「3回までは見たけど、コーチに6回できるところを見せて」に切り替えています。 確かにほめることは大切です。が、嘘とわかっていてほめることは厳禁です。できたこと(結果)をほめるのではなくて、それに向けて(プロセス)頑張っているところをほめてほしいのです。できたこと(結果)をほめていると、できなかった子供は自己否定になるし、責められると思うと嘘をつくようになります。大切な子供のために嘘をつかなかったことや、努力している姿を一番に褒めてあげてほしいのです。 本人に「嘘をつくな」は直接的な攻撃になるので、私は嘘を見逃せないときにはこのようにしています。全員を集めて「嘘をつくと必ずバレて、悲しい、寂しい人になるから」と、私の過去に素晴らしい選手をつぶしてしまった辛い実話を話します。数字を見つけるある集中力のテストでその子は大半の小学生が3~6個のところ、5回テスト全部を10個以上見つけたのです。その時は不正していなかったのでしょうが、私が「全回10個以上ですごい!」とみんなの前で結果をほめたのがよくなかったのでしょう、次のキャンプでも同じテストをしたところ「ハイ終わり!」の後、2回ほどテーブルの下で隠すように探していたのを私は視界の片隅に見ていました。その場ではまずいと思い、後で本人に話そうと思っていたら、昼食の時いつもなら仲のいいたくさんの子供たちに囲まれ楽しくしているはずのその子が、一人ポツンと泣きそうな顔でため息ばかりついているのです。お分かりですね、誰かに現場を見られていて、知らされた他の子供たちから完全無視されたのです。キャンプ後休んでいたその子はテニス界から消えてしまいました。 嘘の中でも、人の心を癒したり元気にさせたりできる嘘なら悪くないのかもしれません。けれども小さい子供のころからの上記のような嘘や、人が見ていないところでの狡さをそのままにしておくわけにはいきません。 なぜか…これは子供たちのセルフイメージに大きく影響するからです。 つまり「人が見ていないところではボールを拾わない私はずるい人間だ」「褒められるために、怒られないために嘘をつく私は嘘つきだ」のセルフイメージに間違いなくなります。そんな自分を心から好きになれないし、自尊心も低くなっていくでしょう。さらに悪いことに、潜在意識までもが見ているので、その潜在意識の自身を成長させようという性質上「私はずるい人間だから、嘘つきだから、どこかでバランスを取るために、一度ひどい目に遭っておく必要があるな」という事らしいのです。覚せい剤、政治にかかわる裏金、内部告発などその類なのかもしれません。 子供たちのセルフイメージは親からの影響が一番大きいので、日ごろから子供に対する言葉使い、ほめ方、叱り方など十分に気を付けていただきたいと思います。子供たちのセルフイメージが高まることだけを望んでいます。勉強も運動も人生もその通りになっていくことに確信があるからです。

EQ(心の知能指数)にも注目!

硬式テニスをお勧めする理由として、この“EQ”も大きなポイントになり
ます。EQとは怒り、恐れ、不安などのストレスや、挫折や誘惑などに対する、自分の感情をコントロールしたり、自分を励ましたりできる能力、また他人の気持ちまでも観察でき、共感(思いやり)、調和、協力できる能力など、つまり「人間力」「社会性」「対人関係能力」といった世の中を渡っていくうえで一番必要とも言える能力といえるでしょう。しかもこの能力が高くなくては「IQ:知能指数」や「学力・知識」を世間で有効に発揮できないらしい。
パソコンでいうOS(基本システム)にあたるのがEQであり、IQや学力はあくまでアプリという事らしい。という事はIQや学力よりEQのほうが上に位置するという事でしょうね。IQや学力が低くても社会的に成功した例にはキリがありませんが、EQが低い場合には特殊な技術者・研究者・発明家などの一部の人くらいだけだそうです。しかも周りからの協力がなかなか得られないのでとっても少ないらしいです。硬式テニスをお勧めする理由として、この“EQ”も大きなポイントになり
ます。EQとは怒り、恐れ、不安などのストレスや、挫折や誘惑などに対する、自分の感情をコントロールしたり、自分を励ましたりできる能力、また他人の気持ちまでも観察でき、共感(思いやり)、調和、協力できる能力など、つまり「人間力」「社会性」「対人関係能力」といった世の中を渡っていくうえで一番必要とも言える能力といえるでしょう。しかもこの能力が高くなくては「IQ:知能指数」や「学力・知識」を世間で有効に発揮できないらしい。
パソコンでいうOS(基本システム)にあたるのがEQであり、IQや学力はあくまでアプリという事らしい。という事はIQや学力よりEQのほうが上に位置するという事でしょうね。IQや学力が低くても社会的に成功した例にはキリがありませんが、EQが低い場合には特殊な技術者・研究者・発明家などの一部の人くらいだけだそうです。しかも周りからの協力がなかなか得られないのでとっても少ないらしいです。硬式テニスはこのEQを培うには最適なスポーツと断言できます。追随するスポーツが見当たらないくらいです。このEQのためにできたスポーツでは?錦織君、全豪ベスト8!見ましたか?コーチ・監督・仲間などの指示やアドバイスなし(硬式テニスだけの特徴)であの長い試合を一人で戦い抜くには、状況や相手の思考や感情の変化に素早く的確に対応し、つらい状況でもポジティブな気持ちや姿勢をキープしていく能力がなければ勝ち抜いていくことはできません。もう一つ硬式テニスだけにしかない「セルフジャッジ」というすごいルールがあります。相手の人格を信頼し、自分も信頼してもらう。EQなしでは絶対に語れない世界です。是非とも子供たちには小さな試合でもいいので経験してもらいたいと思っています。

EQ(心の知性)はIQ(知能指数)に勝る!?

小学4年生のある生徒は、テニスのレッスン中に4字熟語、慣用句、ことわざ、英単語をも会話のあちこちに披露してくれます。その他のいろんな知識にもびっくりです。間違いなく学年では学力・知識はトップでしょう。挨拶もしっかりできるし…。
しかし私には彼の将来に不安が残るのです。運動能力は同学年でいえば中の下くらい、極端に悪いわけではありません。けれども上手くできなかったことに極端に自己否定反応を示します。プライドが高いだけに…。一旦ガッカリしたら最後、その日はレッスンが終わるまでまともに動けません。何を言っても、いくらおだててもダメなのです。終了前にやる楽しいゲーム(6虫)でさえダメなのです。彼が今後人生の壁にぶつかったり、トラブルに巻き込まれたりしたときに、乗り越えられるでしょうか。
…このような例は少なくありません。

ここで皆さんにEQという言葉を知っていただきたいのです。
EQとは「心の知能指数ともいわれ、自分自身を動機づけられる、挫折にもしぶとく耐えられる、衝動をコントロールできる、誘惑にも負けない、自分の気分をうまく調節し、思考力が感情の乱れに影響されない。また、他人にも共感でき、希望を維持できる能力」…ダニエル・コールマン

皆さんは親として子供たちのIQだけを追っていませんか?
同様に学力・知識だけを追っていませんか?

じつは人生の成功は、IQ(知能指数)≑学力とは関係がないという事象や研究結果・文献がたくさんあるのです。一部を紹介させていただきます。
●人生に大きな差をつけたのは、IQよりも子供のころに挫折を克服する能力や感情をコントロールする能力や他人と協調する能力があったかどうかだった。
●IQは仕事や人生全般における成功とはほとんど関係ないことがある研究結果においてわかった。
●IQが同じでも人生に成功する人とつまずく人が出てくるのは、EQに差があるからだ。
●学校の成績が伸びるかどうかは、知識の蓄積や早熟な読解能力よりもむしろ情緒的社会能力(EQ)による場合が多い。
●オールAだったJ君は物理で80点のBをとり、教師ともめたあげくナイフで切りつけ「テストの成績を悲観して自殺するつもりだった」と。彼は主席で卒業したが未だに教師に謝っていない。
●EQの高い子供は仲間に人気があり、皆から好かれる。教師からも社会的能力に優れた生徒と認められる。
●学校の成績が良くても、人生のピンチやチャンスにはほとんど役に立たない。
●EQの高い子供は粗暴性や攻撃性などの問題が少ない。認知力や集中力もあるので学習効果が高い。
●EQの考え方というのは、ハーバードのビジネス・スクールのようなエリート大学を出ているのに、社会的成功を収めることができない人間の研究から始まった。
●いくら頭が良くてもやる気のない人間がダメなのは言うまでもない。
●感情のコントロールが悪かったり対人関係能力が低ければ、いくら学歴や知能が高くても世間での成功は望めない。
●高いモチベーションの維持や、人の気持ちを思いやれるなど、人間的魅力を支えているのはEQである
●ビジネス社会で成功した人は、自分の感情の状態を把握し、それを上手に管理調整するだけでなく、他者の感情の状態を知覚する能力(EQ)に長けている。
●IQ中心型の日本だが、世界的にはEQが中心になりつつある。世界トップ企業といわれる「フォーチュン500社」のうち、8割の企業が教育などの研修等によってEQを導入している。

断っておきますが、私はIQや学力が全く意味がないとは思いません。これらが高いのが良いのは間違いないでしょう。しかしながらこれらは世間的に思われているより小さい事のようです。これらを活かせるのはその基盤・土台になるEQやセルフイメージであり、それらとの相乗効果によってIQや学力が活かされてくるという事のようです。誤解を恐れずに言い換えるならば、EQやセルフイメージが低ければ、IQや学力は人生の成功には全く意味ないものにもなってしまう可能性もあるという事です。

テニスレッスンの中でその子供から感じるEQと、コーディネーション(自分の体を思い通りに操れる)能力の両方が、その子のセルフイメージに大きく影響していることははっきりわかります。自分に対する信頼感や安心感を常に持ち、情緒も安定し、人からも信頼される子供とは「脳と体の調和」が取れていることからスタートしているのです。「思い通りに体が動く」ことが嬉しくて親へ生んでくれたことへの感謝を感じ、もっと動きたくなり、感覚が磨かれるに従い感性も磨かれ、〝空気を読む″〝気配り″などが向上し挨拶、返事、会話ひとつ取っても少しでも相手を和ませてあげたい、喜ばせてあげたいという気持ちが伝わってきます。つまり社会性=EQが育っているのです。そういった子は人からも好かれ、将来は周りから応援され、支持者や協力者も集まるでしょう。

「思い通りに動ける:コーディネーション能力」が「感性と社会性:EQ」を引き上げ、最も大切な「セルフイメージ:自信、自己肯定感、自尊感情」を持ち上げてくれます。子供たちには心より幸せ=成功への近道を進んでほしいと願っております。

EQを育む「テニス」というスポーツ

「EQ=心の知性」の重要性については別枠で述べました。簡単に振り返ると、「自分や他人の気持ち(感情、心)を感じ取り、自分の気持ちをコントロールできる能力」と言えるでしょう。子供たちが順調に幸せに成長していくためには、このEQと、セルフイメージを高めることが何より大切だと私たちは考えています。

自分の心をコントロールすることを学ぶことにおいてこのスポーツに勝るものを見つけることはむつかしいかもしれません。実にテニスはEQ成長への栄養が驚きの含有量だったのです。
1 試合時間が長い(20分~4時間、最長11時間)
2 試合時間が大会によって多種多様(1set、3set,、5set、8game…など)
3 種目がたくさん(個人・団体×シングルス、ダブルス、ミックス)
4 コートではアドバイスや指示・命令ができない
5 驚愕のセルフジャッジ
6 試合数の多さ(1日に5試合以上やることも)

テニスの特徴であるこれらは、EQ成長のためにあるようなものです。紙面の関係で詳しくは述べませんが、(HPに詳しい内容を載せていきます)特に④と⑤はテニスだけにしかないでしょう。
個人戦ではコートにいる選手にコーチも監督も親も仲間も一切声をかけられないのです。ゼスチャーでのアドバイスなども出来ません。要は試合終了まですべて自分一人でやれという事です。戦略も思考も、心が折れそうになっても自分自身で立ち直れということです。
他のスポーツは外からの掛け声やアドバイスができますね。もちろんそれが子供の成長に効果的な場合もあるでしょう。でもそこには自立、想像、責任、忍耐などを阻害してしまうという落とし穴もあります。自分でどうしようか悩み考え、イメージしているときに「ああしろ、こうしろ」とくれば、その思考は中断してしまいます。そして「コーチの言う通りにやってればいい」という依存型にもなりえます。コーチに責任転嫁したり、中には「○○しないと後で怒られる?」「交代させられる?」などのネガティブ思考になる場合もあるでしょう。

そして審判員のいない大会などテニス以外ではないでしょう。公式の大会でさえ「セルフジャッジ」が多いのです。このありえない制度を可能にし、トラブルが奇跡的に少ないテニスをする選手たち。EQの高さが関係していることはお察し頂けるでしょう。
相手を信頼し、尊敬し、お互いが成長するため(相手の成長のため)に、自分の全部を出し切って少しでも相手にとって大きなハードル(壁)になってあげる。そうやって心と体と技術を高めあっていき、そして相手に感謝する。ここにスポーツをやる意味があるわけです。
この項目についてはもっと詳しく述べたいので、次回またはHPにてお伝えします。

子供たちの成長を望むとき、テニスを教えてきててよかったと心から感じています。

今月のセルフイメージ(2016.2月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。
【 セルフイメージアップ教室とは…どんなことをするのか? 】 まず、なぜこれをやろうと思ったのか。 私が、とてもいい才能を持っていると思っている子供たちが、 低いセルフイメージを持っているという理由だけで潰れて(才能を発揮できないだけでなく残念なその後を歩む)しまうという、 つらく耐えがたい経験を幾度もしたから、そして、どんな努力をしてもセルフイメージを高めることには及ばないという事実を、 私が体験した実例(セルフイメージが高くて成功した、低くて失敗した)を含めたいくつかの例(世界的に有名な話やスポーツ世界での実話)を通じて 子供たち自身にも理解してもらいたいと思ったからです。 そしてセルフイメージが低いままではせっかくの努力も苦労も報われないので、 こうして出会えた子供たちに少しでもセルフイメージを高めて今のままで行くよりも、より良い未来にして欲しいと思っているからです。 実例の話のほかには、セルフイメージを高めるためのワークをよくやっています。 自分の今の状態を知るための「長所と短所」「私はこんな人間だと思う」「セルフイメージチェック」…や、 成功する体質に近づけるための「実現可能な小さな成功まずは1週間」「成功ダイアリー」…。 勇気を持つための「あなたの知ってる勇気ある人」「自分に勇気があったら」…。 そしてセルフイメージを低くさせてしまう悪い言葉や態度を変えていくための「使ってはいけない言葉や行動」「口ぐせを変えて自分を変える」…など、 子供たちが少しずつ少しずつ自分自身を、今より好きになっていき、自分の未来に自信が高めていけることを望みながら行っています。 これらのワークの一部を、近々にホームページ上に載せたいと思っています。一人でも多くの方にご覧いただきたいと思っています。

今月のセルフイメージ(2016.1月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。
【 テニスとセルフイメージの両輪で …KCJを十分に活用してください。 】 テニスは子供たちが成長していく過程で、学びたいものをたくさん含んでいるスポーツといわれます。 錦織圭プロなどの試合を見てもわかるように1試合が3時間を超えることもよくあり、 平均時間では最も長いスポーツの部類に入ります。 この長い時間だからこそ当然、様々な状況と遭遇することになります。 その変化する状況を把握し対策を考え意思決定し実行する、また再検討しながら作戦や心の在り方を創り直していかなければなりません。 うまくいかない時の自分の感情をコントロールしたり、相手の心理や感情も観察したりと、 体力だけでなく頭脳やメンタルをふんだんに使わなければならないスポーツなのです。 また、大会に出られるようになるまではかなりの時間がかかるので技術的な面でもたいへん難しく、 上達することだけでもかなりあきらめない心が要求されます。 さらに“硬式テニス”だけの特徴である「セルフジャッジ」と「No!コーチング」は、 紙面には書ききれないほどのメリット(後日お伝えしたいです)があります。 これらは子供たちのこれからの人生において、とても大切なファクターとなるでしょう。 是非とも“硬式テニス”の大会、小さなものでもいいので参加することを目指してほしいと思います。 このような人格形成に優れている硬式テニスをやりながら、一方でセルフイメージを上げていくことができれば、 子供たちの将来は必ずより良い方向へと進んでいくと確信しています。 嘘だと思わずセルフイメージアップ教室にも参加してみてください。 中には数名、子供自身が「毎回参加したい」と親に言ってくれているようです。 子供たちにストレスは全くかかりません。 前回、前々回も子供たちは大笑いで帰りました。ただ来るだけでいいのです。心からお待ちしています。 KCJNews 2016.1月

今月のセルフイメージ(2015.12月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。
【  プラスイメージ=好調 …イメージレベルと同じ反応が身体に起こる  】 セルフイメージに関するあるサイトで、 ポジティブ(プラスの)イメージとネガティブ(マイナスの)イメージの持ち方によって、身体の反応が変わってくると… 脳と体はつながっていて、 マイナスのことをイメージしている時は、 脳から体にもマイナスの指令が出て、プラスの反応が体に起こることは絶対にない…という内容が載っていました。 私たちは子供たちのレッスンを通じて日々このことを実感しています。 子供たちが知らないのは当然としても、親の皆さんはどうでしょうか。 「自分は大丈夫だ」といつも思っている子と、自分に自信がなく「うまくいかないんだよな」と思っている子の間には、 長い人生の中でどれほど大きな差が開いていくのでしょう。 10歳(10年間)に満たない短い間になぜこんなに違ってくるのでしょう。 夢と希望に満ちて失敗をおそれず、様々なことにぶつかっていって、 そこから多くのことを学んでいってほしい大切な子供の時期に、 もうどこか人生や可能性をあきらめかけている子が多いのが残念でなりません。 トーナメントクラスの選手にはもちろん、リトルキッズ、キッズ、ジュニアの生徒にいるような常にネガティブな「がっかり」系の子はほとんどいませんが、 それでもプラスイメージ時=好調、マイナスイメージ時=不調がはっきりと表れます。 日によって違う場合もあれば、150分の間に好不調の波が来る場合もあります。 この好不調は、あきらかに心の状態が左右しています。 選手によっては考え方(感じ方)を変えることによって一瞬にしてマイナスをプラスに、不調を好調に変えられるようになってきています。 一人でも多くの子供たちがポジティブイメージ=好調である時間をたくさん持てるようになってもらいたいと思っています。

今月のセルフイメージ(2015.11月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。
『   子どもが自分自身を信頼できるセルフイメージを  』 以前に、「チャンスをつかめる子供に」の中で失敗を本人がどうとらえるか、どんどん失敗を体験させてあげてほしいというお話をいたしました。 今回も似た内容ですが、子供の「自立」という視点から考えてみます。 「自立」とは自分で物事を処理できること、問題があっても他に依存しないで自分で解決しようとすること…などといえるでしょう。 最近、レッスン予約の電話や予約表記名を自分でするようになった子が増えてきました。 かたや小学生の高学年になってもいまだに親に起こしてもらっているとか、 そして遅刻しようものなら親のせいにしてしまうとか(笑)…失礼! 親から子への最高のプレゼントは、 「子供が自信を持って自立できるようにすること」だそうです。 幼い頃、まだ他力依存も必要な時から、少しずつでも可能な範囲での責任を持たせてあげれば、 子供たちは自分の足で立ちつつあることや、人としての尊厳を持てつつある喜びなどを感じてセルフイメージも上がっていくはずです。 だから失敗するとわかっていても、やらせてあげてほしい。 そこで手を出してしまうと、そこから学ぶこともできず、大きくなればなるほど、 やらなければならない場面に出会ったときに苦しみが大きくなり、 不安なことには何も挑戦できなくなる「だって、できないんだもん!」って… 子供が自力でできることを代わってやってあげる毎に、自分で考え自分で行動するチャンスを取り上げ、自立を妨げていることになります。 そして人を頼っているために、うまくいかないと人のせいにし、他人の意見に振り回されることになるのでしょう。 自立している子は自分を頼りにし、 他に依存しないので、 他人に裏切られるという意識もあまりなく、 他人の言葉や態度から傷つく、惨めさ、寂しさ、怒り、失望を感じることも少ないらしいですよ。 「子どもを不幸にする一番確実な方法は、いつでもなんでも手に入れられるようにしてやることだ」… ルソー

今月のセルフイメージ(2015.10月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。
『  思い通りに体を操れること … 子供たちの自信につながる第一歩  』 私たちがセルフイメージにこだわり、何度も何度も皆様にお伝えさせていただいているのは、子供たちがセルフイメージ通りにしか成長していかないという事実を体験しているからです。 書物やネットでも同じことが言われていますが、30年以上も子供たちの成長に関わり実際に経験してみるとそれはすごいものです。テニスの試合や練習の中でもその子のセルフイメージが見事なまで表れますが、それだけではありません。 毎日テニスをやっていた県内上位クラスの選手が高校2年生の夏から本格的に勉強を始めて筑波大学にストンと受かってしまう…(トーナメントクラスから有名国立大学へ7名の現役合格者が出ています) 一方、早くから学習塾に移っていった子が残念な結果に終わってしまった例も多々聞いています。 結局、「自分はやればできる人間なんだ!」と「頑張っても自分はうまくいかないことが多いんだよな」のセルフイメージなのです。 スポーツは一つひとつの技術の壁を乗り越えていき、少しずつでも勝利を増やしていき、その成功体験を積み上げて「やればできるんだ」感覚を獲得していく事も大きな目的の一つです。 そして育児・子供の教育も同様「自分は出来る⇒セルフイメージを上げる」ためにあるのだと思っていいのではないでしょうか。 私たちがこのアカデミーで、テニスの上達以外にやろうとしていることは、挨拶ができるようにさせてあげること、自分の体を少しでも思い通りに操れるよう「コーディネーション能力」を高めてあげること、セルフイメージアップ教室でセルフイメージのことや自信をつける方法を伝えてあげること、イベントに挑戦して「なんだ、自分でもできるじゃないか」という成功体験を増やしていく機会を与えてあげることなどですが、その中でも早いうちから自分自身の体を思い通りに操れるようになることが特に大切と考えています。 そのような子たちは笑顔が増えていき、積極的になってきます。 挨拶の声も大きくなってくるし、何よりエネルギーを感じます。 こういった子供たちが将来、社会において重宝されないはずはないと思います。 自分自身の体にすら信頼がおけないまま成長してしまうことは、とてもかわいそうなことではないでしょうか。 少しでも早く、そして沢山のいろいろな動きを経験させてあげてください。